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2024/5/20

【人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA】旭化成、「SustainaStyle」をテーマに、サーキュラーエコノミーの実現に貢献する3つの技術、「見る」「聴く」「触れる」の感性価値を持つ11製品、そしてコンセプトカー「AKXY2」を展示

 旭化成は、5月22日~24日にパシフィコ横浜にて開催される自動車関連技術の展示会「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」に出展し、「SustainaStyle」をテーマに掲げ、五感で体験いただくことを通じて、豊かなモビリティ社会の実現に向けた同社グループのさまざまな展示・企画を実施する。ブースは285。

 旭化成グループのブースは「SustainaStyle」というテーマをもとに、サステナビリティに対する認識をより快適でポジティブな取り組みとして提案する。このテーマは「Sustainable Style(持続可能な様式/方法)」と「Sustain a Style(スタイルを貫くこと)」と掛け合わせた造語であり、サステナビリティをより魅力的な取り組みへ導くことができるような素材・技術をつくり続けたいという当社の想いが込められている。同社が目指すのは「Care for People, Care for Earth(人と地球の未来を想う)」という姿勢に基づいた、環境への配慮を前提に、人に対する情緒的価値(豊かさ)も両立している持続可能な社会の実現。
 旭化成グループは、以下の展示を予定している。
・サーキュラーエコノミーの実現に貢献できる3つの技術
・「見る」「聴く」「触れる」の感性価値を持つ11製品
・コンセプトカーのAKXY2の展示

 それぞれの展示コーナーの特徴は次の通り。
「サーキュラーエコノミー」コーナー
 カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現を目指して、旭化成が取り組んでいる3つの技術を紹介する。
1.バイオケミカル技術:バイオエタノールから基礎化学品(エチレン、プロピレン、BTX等)を製造することで、さまざまな材料を化石燃料(石油)由来からバイオマス由来とすることができる。
2.ディゾリューションリサイクル技術:廃材や複合材料を溶媒分別することにより高品質のポリアミド66を得ることで、多用途での再利用を可能にする。
3.ケミカルリサイクル技術:エアバッグや複合材料に対してマイクロ波を用いて解重合することでモノマーに戻し、100%バージン品と同じ物性のポリアミド66を得られる。

「見る」コーナー
 意匠性を高める素材や状態を可視化できることで安心や快適性を提供できる製品を紹介する。
1.CNF(セルロースナノファイバー)コンポジットフィラメント・ペレット:印刷物の強度や仕上がりの向上により3Dプリントの可能性を拡大する。

CNFコンポジット 3Dプリンターフィラメント

2.幼児置き去り検知システム(Child Presence Detection)対応の車室内見守りソリューション:高精度なレーダーとアルゴリズムによって子どもの置き去りを防ぐ。

車室内見守りソリューションイメージ

「聴く」コーナー
 ユーザーの乗車体験の向上を目指す、音響関連の技術を集めたアクティブ・パッシブの静音化ソリューションを紹介。
1.車室内サウンドデザインソリューションの"VELVET SOUND for Cars" :「まるで、そこにいるかのような」音の世界を車の中で体験できる。

VELVET SOUND for Carsのイメージ
VELVET SOUND for Carsのイメージ

「触れる」コーナー
 インテリアにおいて重要な質感とサステナビリティのどちらも実現する製品を紹介。
1.「デュラノールTM」:ポリウレタンの耐久性と良質感の両立により、内装やカーシートにおいて美観を長期間保つ。

「デュラノールTM」を使用した合成皮革

2.「Thermylene(R) SoForm」:塗装レスでも柔らかな触感と耐擦傷性を両立。

シボ加工の「Thermylene(R) SoForm」
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