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2026/3/26
【仕上げ~検査工程の自動化】マコー、補助金活用でコア部品製造工程における熟練依存の解消へ着手
ウェットブラスト装置の専門メーカーであるマコーは、中小企業省力化投資補助事業「一般型」に、ロボットを活用した作業自動化プロジェクトを申請し、補助金交付候補者として採択された。
同事業では、コア部品製造における「仕上げ~検査工程」の自動化を進め、熟練工への依存を解消するとともに、生産性・品質安定性・事業継続性の向上を図る。

■背景
同社は、ケミカルを使用しない物理的表面技術「ウェットブラスト」の装置開発・製造・販売を通じ、環境負荷低減に貢献してきた。「2027年 売上高45億円」の中期経営計画およびその先の100億宣言目標に向け、その実現に資する重要戦略の1つとして、強固な生産基盤の確立を掲げている。
同社はファブレスメーカーとして、地場の強固な生産基盤との協働による製造体制構築を進めている。一方で、装置のコアとなる「ウレタン部品」については、品質の作り込みとノウハウ蓄積を目的に長年内製化を行ってきた。
しかしながら、内製工程は熟練工の技能に依存する側面が大きく、生産基盤強化に向けて新たな経営課題が生じている。
■同事業で解決を目指す3つの経営課題
1.熟練工への依存の解消
ウレタン部品の「仕上げ~検査工程」は、特定の熟練工の「勘と経験」に依存した手作業が中心であり、技術の属人化が進んでいる。
2.工程停止リスクへの対応
この工程を担う熟練工の高齢化が進んでおり、欠員が発生した場合には工程停止につながる人員構成リスクが顕在化している。また、製造業全体の人手不足を背景に、新規技術者の採用・育成も困難な状況になりつつある。
3.生産能力のボトルネック解消
熟練工へ依存および人員構成の制約により、生産能力向上に限界が生じており、事業拡大の阻害要因になっている。
■同事業の取り組み
同事業では、AI ビジョンとロボットを組み合わせた専用自動化機械を導入し、当該工程の省力化および標準化を推進する。
これにより、熟練工の「勘と経験」に依存していた作業の自動化を実現し、生産性の向上と品質の安定化を図るとともに、持続可能な生産体制の構築を目指す考えだ。
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