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2024/2/22
【全固体ナトリウムイオン二次電池】日本電気硝子、サンプル出荷開始。第16回国際二次電池展に出展
日本電気硝子は、全固体ナトリウムイオン二次電池(NIB)のサンプル出荷を開始した。
同社が手掛けるNIBは、正極、負極、固体電解質のすべてが「安定した酸化物」により構成され、これらが同社独自の結晶化ガラス技術により強固に一体化した電池。過酷な環境下(-40℃~200℃)で作動し、発火や有毒ガス発生のリスクがなく、また資源確保への懸念を要しない材料(ナトリウム)を用いた革新的な全固体電池。
今回サンプル出荷する製品は、3V 200mAhが標準。さらに高容量なモデルなど、個別の要望にも対応する。
同社は、2017年に室温駆動に成功して以来、全固体電池の開発を着実に進めてきた。今回のサンプル出荷を経て、2024年内での販売開始を予定している。
同社は、NIBを2月28日~3月1日まで東京ビッグサイトで開催される「第16回国際二次電池展」に出展する。会場では電池の実物、電池を構成する蓄電素子が展示される。ブースは東5ホールのNo.37-34。
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