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2024/9/10

【再生ABS】サトー、コニカミノルタの再生プラを主力プリンタ部品へ採用

 サトーは、コニカミノルタが複合機用に開発した再生プラスチックを、グローバル展開中の主力プリンタであるスキャントロニクス🄬「CL4NX Plus」「CL6NX Plus」の部品材料として採用し、市場への提供を順次開始する。


サトー製プリンタのこだわりの1つ「環境への配慮」

 サトーは、サトー・ユニバーサル・デザインとして8つの定義※1を掲げ、作業環境や言語、インフラの違いを超え、誰にとっても使いやすく、どのような環境でも安定稼働する堅牢性と信頼性を備えたプリンタ商品の開発に取り組んでいる。今回は、その1つである「環境配慮」への施策。サトーはかねてより、シール・ラベルの台紙をなくし資源の節減を行う「ノンセパ🄬ラベル」の普及を進めている。さらなる施策として、2024年度より一部のプリンタ商品へ再生プラスチックを採用。メーカーとして、リサイクル材料の活用により資源循環とCO2排出削減を実現するもの。


※1:サトー・ユニバーサル・デザインについて 
https://www.sato.co.jp/about/sustainability/value/simple_solid.htm


プリンタ部品の一部を再生プラスチックに変更、同部位のCO2排出量を約65%削減

 今回採用したコニカミノルタの再生プラスチックは、サトーが定めるプリンタ材料に必要な品質(難燃性、曲げ強度、密度、成形収縮率といった項目をもとに検証)をクリアしている。これを、スキャントロニクスCL4NX PlusとCL6NX Plusの筐体部品40%に使用。従来のバージン材料を使用したプリンタと同等品質を維持しながら、再生プラスチック使用部位においては従来比でCO2排出量約65%削減※2効果を見込む。サトーがグローバル展開する主力プリンタに再生プラスチックを採用することで、プリンタを導入する多くのユーザ-もCO2排出量削減に貢献することになる。

※2: 同社調べ。再生プラスチックを採用した部品のバージン材料と比較した場合の削減率

対象機種:スキャントロニクス🄬CL4NX-J Plus、CL6NX-J Plus(国内販売機種)


コニカミノルタが開発した再生プラスチックについて
 コニカミノルタの再生材は、難燃性や強度、成形容易性を保持し、既に同社の複合機に導入されている再生ABS(アクリロニトリル(A)、ブタジエン(B)、スチレン(S)からなる合成樹脂)。使用済みエンターテインメント機を回収し、分解・選別・破砕・洗浄などを経て、溶融や混練を行いペレットとして再生する水平リサイクル材。



 サトーは今後も、商品開発においてリサイクル材料の活用を積極的に検討し、持続可能な社会に貢献するモノづくりを推進していく。

※その他記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標



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