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2024/7/26
【環境配慮型梱包テープ】テサテープ、基材に再生PETを90%使用した「tesa 60432」発売
テサテープは、2024年7月より、リサイクル素材を使用した環境配慮型梱包テープ「tesa(R) 60432」の販売を開始した。
tesa(R) 60432は、ポストコンシューマーリサイクル(PCR)PET 90%含有の基材と水系アクリル粘着剤で構成されている。一般的に、環境に配慮した製品は材料費などのコストがかさみ、製品価格が上昇傾向にある。同製品は、そのような常識を覆すために製品設計とサプライチェーン構造の見直しを図り、低コストを実現した。食品・飲料、薬品・化粧品、電子機器、物流などの業界において、「コストを抑えながら環境に配慮した梱包材を導入したい」というニーズに応えることで、サステナビリティへの取り組みを支援する。
tesa(R) 60432 環境配慮型梱包テープ
tesa(R) 60432の特長
・環境配慮設計と低コストを両立
・基材の90%に再生PETを使用
・水系アクリル粘着剤を使用
・溶剤を使用しない製造工程
・接着性能と耐久性に優れる
・再生紙使用の段ボールにもよくつく
・テープ背面への印刷可能
・環境への取り組みをアピールできる印刷規格品あり
リサイクル素材と水系粘着剤を用いた持続可能な製品設計
tesa(R) 60432の基材に使用されているポストコンシューマーリサイクル(PCR) PETは、市場で使用済みのPETボトル等の廃棄物を回収して再資源化されたものを原料としている。リサイクル素材を使用することは、新たな資源の消費を抑え、廃棄物の処理や埋め立て量を削減し、循環経済(サーキュラーエコノミー)を促進する。また、製品にリサイクル素材を使用した場合、バージンプラスチック使用時に比べて製造時のCO2排出量を削減することができる。
同製品に使用されている水系アクリル粘着剤は、溶媒として水を使用した乳化重合で製造されるため、安全性が高く取り扱いしやすいという特長がある。固形分(濃度)が高く、また溶媒が可燃性ではないために乾燥に必要なエネルギーが少なく済み、エネルギー効率の高い方法でテープを製造することができる。有機溶剤を使用しないため、揮発性有機化合物(VOC)の発生が少なく、臭気レベルを低く抑えられることも利点。
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