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2024/9/17
【分析計測・医用機器】島津製作所、メキシコで販売子会社が営業開始
島津製作所は2024年4月にメキシコに販売子会社を設立し、この9月から営業活動を開始した。これまで同国では分析計測機器は米国の子会社を通じて、また医用機器はブラジルの子会社を通じて販売していた。このたび設立したShimadzu México, S. A. de C.V.(略称SMX、シマヅ メキシコ エスエー デ シーヴィ、神保 悟社長)は、分析計測機器・医用機器の販売・サービスを担う。首都のメキシコシティにSMXを設立することで、地理・言語面でユーザーにより近接した販売・サービス活動が可能になる。SMXには2025年秋に、トレーニング・ショールーム機能を備えたラボを開設して、代理店・顧客支援を強化する予定。
メキシコでは近年、海外資本による生産拠点としての電気自動車(EV)関連設備投資を中心に、前年度比10%以上の投資増が続いている。島津製作所も旺盛な設備投資に対応して、分析計測機器では輸送機・電機電子・製薬・食品・受託分析市場に注力する。医用機器市場では公立病院での機器整備が進んでおり、需要増に対応していく。また、分析計測機器・医用機器を同一拠点で事業運営することで、大学など両機器を使用する重要顧客との協力関係を強化して、島津ブランドの認知度向上をより効果的に実現する。SMXの設立により、域内の事業規模を2028年度には2023年度比で150%に成長させることを目指す。島津製作所は引き続き、経済成長が見込まれる地域に分析計測機器・医用機器を提供して、社会の発展に寄与していく。
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