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2024/7/12
【包材削減】ハウス食品、『咖喱屋』シリーズ パウチ&外箱をサイズダウンし年間30.9トンのプラスチック、135.0トンの紙資源を削減
ハウス食品の「咖喱屋」シリーズは、1999年に誕生して以来、進化を続けレトルトカレー市場22年連続売上No.1(*)ブランドである。今回、「咖喱屋」シリーズ全9品において、パッケージ変更を行い、8月12日からスーパーなどで順次発売する。レンジ対応パウチと外箱の包材使用量を削減し環境配慮を進めるとともに、レンジ調理の簡便さとecoをアイコンで訴求していく。
■「咖喱屋」シリーズ パッケージ変更のポイント
(1)レンジ対応パウチの改良により、パウチと外箱のサイズダウンを実現!
レンジ対応パウチの蒸気口の位置や形状を調整することによって、5mmサイズを小さくしても、これまで通りの容量が入る、新たなパウチを開発した。この工夫により、外箱も同様に5mmのサイズダウンが実現した。
(2)「レンジで簡単&eco」のアイコン追加!時短とecoにつながる特徴が一目でわかる。
咖喱屋カレーは2021年のリニューアル時より、レンジで温められる設計に変更し、湯せんで温めるよりも簡単で時短のできる調理方法を提案してきた。さらに、レンジ調理は、湯せんに比べてCO2排出量を約80%削減することにもつながるため※1、ご家庭内でできるecoを分かりやすく伝えしたいという想いから、新たにアイコンを追加した。
※1:同社が咖喱屋シリーズの湯せん、レンジそれぞれの調理時間をもとに排出されるCO2を試算(GHGプロトコルガイダンスの概念に基づいて、CFP-PCR、環境省のガイドラインなどを参考)。
【試算の前提】
・湯せんでのCO2排出量:直径24cmの鍋で、1.5Lの水を入れて調理。お湯を沸かすところからスタートしてパウチの温め時間を含めて約9分で試算。
・レンジ調理でのCO2排出量:製品に記載している500Wのレンジ加熱時間で試算。
(3)消費者からの要望に応え、簡単につぶせる外箱にリニューアル
ハウス食品では、輸送時の箱のつぶれを防ぐため、箱上部にはこれまで切り口を設けていなかった。消費者から、「捨てる際に箱がつぶしにくい」との声を受け、箱上部の左右に切れ込みを入れることで使用後につぶしやすくする工夫を施した(図の赤丸内点線部分。実際には赤い点線はない)。
■包材使用量の削減効果
パッケージのサイズダウンで年間30.9トンのプラスチック、135.0トンの紙資源を削減
今回のレンジ対応パウチと外箱(紙箱)のサイズダウンにより、物流時の段ボールの包材使用量の削減も可能になった。これにより、咖喱屋シリーズでは、年間30.9トンのプラスチック、135.0トンの紙資源の使用量を削減見込み※2。
※2:2023年度の咖喱屋シリーズハウス食品販売数量より試算。
※3:現行に使用しているパウチ・パッケージ・段ボールの使用重量をもとに同社が試算
今後は咖喱屋シリーズに限らず、今回の開発でサイズダウンしたレンジ対応パウチを、2025年8月までを目標に、順次レトルト製品に採用することで、包材使用量削減の取り組みを推進していく。
■ブランドの取り組み・展望
No.1ブランドだからこそ、レトルトカレーの“当たり前”を更新していく
咖喱屋シリーズは、レトルトカレー市場で販売金額22年連続No.1(*)のロングセラーブランドであり、これからのレトルトの当たり前を作り上げていくブランドでありたいと考えている。これからレトルトの簡便さ・美味しさに加えて、環境配慮という新たな当たり前を提供していく。
(*)出典:㈱インテージ SRI/SRI+ 月次データ レトルトカレー市場、
SRI期間:2002年1月~2016年12月 累計販売金額、SRI+期間:2017年1月~2023年12月 累計販売金額
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