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2024/10/30
【半導体】アルバック、韓国における次世代半導体製造装置の開発拠点「Technology Center PYEONGTAEK」開所
アルバックは、2024年8月に大韓民国 京畿道 平澤市にTechnology Center PYEONGTAEKを設立し稼働を開始しているが *1、10月24日に開所式を執り行った。
同センターは、次世代半導体製造装置の開発およびプロセス開発を韓国内の顧客と共に推進し、量産技術の確立を目指している。半導体製造装置においては、技術の難易度が急速に高まっており、競争力の高い製品を市場に提供するためには、先端半導体メーカー等とこれまで以上に緊密に共同開発を推進することが必須となっている。同センターは、アルバックグループが持つ豊富な人材やノウハウ等を最大限活用することで、顧客ニーズに応えた高品質な製造装置を迅速に提供するとともに、技術サポートを強化していく。
アルバックは同センターを、イノベーションを創出するための未来につながる「可能性の場」*2の1つと位置づけ、顧客との共創を推進することで、経営基本理念として掲げている「真空技術及びその周辺技術を総合利用することにより、産業と科学の発展に貢献」を実践していく。
10月24日の開所式には、パートナー企業、京畿道、アルバック関係者等が出席した。登壇した岩下節生代表取締役社長は、無事に開所式を迎えることができたことに対し関係者の尽力への感謝とともに、「お客様のニーズに迅速かつ的確に応え、共に成長していくことを目指します」と挨拶した。
また、京畿道の行政1副知事である金成中(キム・ソンジュン)氏は「京畿道とアルバックとの長年にわたる信頼と協力関係が、当センターの設立につながりました。これから、多くの人材がここで力を合わせ、世界をリードする技術が生まれることを期待しています。京畿道は、優れた人材がその夢を実現できる場を提供するために、引き続き全力で行政的な支援を行ってまいります」との祝辞を述べた。
*1 2023 年2 月13 日 ニュースリリース「Technology Center PYEONGTAEK 建設に関するお知らせ」
*2 未来につながる「可能性の場」
アルバックグループは、2032年の理想像「Vision2032」として「未来につながる『可能性の場』であり続ける」を制定した。「可能性の場」とは、真空にエネルギーが注ぎ込まれると、あらたな何かが生まれるという真空の場で起こる物理的現象を由来としている。アルバックグループは、コアである真空技術を追求し続けると同時に、顧客の想いや社会的な課題を受け止め、真に価値ある技術・製品を生み出し続けていく。
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