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2025/5/23
【双腕協働ロボット】芝浦機械、生産自動化システム提案
芝浦機械は、双腕協働ロボット「RIDRSシリーズ」(ヒト型RIDRS-H、スカラ型RIDRS-S)の2機種を活用した電子機器関連、食品関連向け等の生産自動化システムを提案する。
<双腕協働ロボットを活用した生産自動化システム - いずれも省人化に貢献するシステムの例>
(1)スカラ型双腕協働ロボットによる段ボール箱製函システム
両腕で大型の段ボール箱を畳んだ状態から開き、下フラップを折りたたむことができる。そのままの状態で振り返られるのが特徴。段ボール箱の大きさ違いに柔軟に対応できる。
(2)ヒト型双腕協働ロボットによる箱詰めシステム
製品を両腕で把持し、隙間の少ない段ボール箱へ箱詰めする。動作範囲が広いため、短いアーム長でも深さのある段ボール箱へアクセスすることができる。
(3)ヒト型双腕協働ロボットによる基板検査システム
大きさの異なる電子基板を、段取り替えをすること無く把持することができ、治具レスで持ち替えることができることが特徴。

<双腕協働ロボットを活用した自動化システム導入のメリット>
ヒト型とスカラ型ともに、可搬質量片腕6kg・両腕10kgを実現し、同サイズの双腕協働ロボットの中でも可搬質量が大きいのが特徴。さらにヒト型は旋回と屈曲に2軸、スカラ型は旋回に1軸を有し、腰部の動きが可能なため、両腕でワークを把持したままでの振り返り動作が可能。広範囲な動作が特長で、人作業をそのまま置き換えることができる。
また、人と同じ作業場での稼働には、周辺装置を含めた適切な安全防護およびリスクアセスメントを実施する必要があるが、協働運転モードによる安全機能により安全柵なしでの協働運転が可能となり、省スペース化のメリットを最大限に発揮できる。
これらのシステムは、2025年6月4日~6日まで芝浦機械沼津工場・御殿場工場で開催される「第19回 芝浦機械グループソリューションフェア2025」において披露される。
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