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2025/9/8

【古紙バイオエタノール】IHIプラント、ENEOSとTOPPANホールディングスが進める実証事業向けに実証プラントを受注

 IHIのグループ会社であるIHIプラントは、ENEOSTOPPANホールディングスが進める、古紙を原料とした国産バイオエタノールの事業化に向けた実証事業において、ENEOSから、糖化発酵プロセスパイロットプラントの設計・調達・建設(EPC)業務を受注した。なお、同実証は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「バイオものづくり革命推進事業」として採択を受け、ENEOSなどにより実施されるもの。

 バイオエタノールは、カーボンニュートラルの実現に向けた重要な燃料であり、自動車燃料や化学品の原料、さらに持続可能な航空燃料(SAF)の原料としても期待されている。従来の可食原料を用いたバイオエタノールは、食糧との競合や天候による調達の課題がありました。一方、古紙などの非可食セルロースを原料とすることで、安定的な供給が可能となり、CO₂排出量削減効果の向上も期待されている。

 同実証では、古紙を原料とした前処理プロセスと糖化発酵プロセスを組み合わせ、バイオエタノール製造の効率向上を目指しています。ENEOSは、TOPPANホールディングスと協力し、前処理プロセスによる不要物質の除去や繊維成分の抽出精度を向上させる技術検証と、糖化発酵プロセスにおいて原料の連続投入とエタノールの抽出によって製造の効率化を目指している。IHIプラントは、今まで培ってきたバイオプラント技術を活かして、糖化発酵プロセスパイロットプラントのEPCを担当する。

 パイロットプラントは日本製紙株式会社富士工場内に建設され、古紙投入量は約1~3トン/日、バイオエタノール生産量は約300L/日を予定しており、2027年前半の稼働開始を目指している。

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