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2025/5/29

【堆肥製造プラント】日本精工、盛岡市動物公園 ZOOMOへの「ちとせバイオマス変換プラント」導入

 日本精工(NSK)は、ちとせグループ(代表者:藤田朋宏、以下「ちとせ」)と共同で開発した堆肥製造プラント「ちとせバイオマス変換プラント」が、盛岡市動物公園 ZOOMO(岩手県盛岡市)に21台導入されたことを明らかにした。
 動物公園内に設置されたプラントにより飼育動物の糞尿や残餌を有機肥料へ変換、草食動物の餌である牧草の肥料として使うことで、園内の資源循環に貢献する。公開エリアには5台が設置されており、来場者は堆肥化されている様子を確認できる。
 今回導入したプラントは5月1日にすでに稼働を開始しており、5月22日には同プラントによって堆肥化された有機肥料が園内の牧草地に初めて散布された。
 今回の導入はちとせおよびNSKの両社で取り組んできたバイオマス循環事業拡大の一環であり、同プラントにおける堆肥を作るための攪拌の動きや、堆肥化の進行度合いを来園者に見ていただくためのモニタリングシステムなどに、NSKの技術が活用されている。

盛岡市動物公園内(公開エリア)に設置した「ちとせバイオマス変換プラント」

 ちとせグループは、世界のバイオエコノミーをリードするバイオ企業群。千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく、国や多くの企業と協力し、経済合理性を成立させながら技術を社会に展開している。
 NSKは、同分野における知見と事業経験を豊富に持つ「ちとせグループ」とともに、トライボロジーとモノづくりの技術を活かし、ビジネス領域の拡大と循環型社会の実現に貢献していく。

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