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2024/3/27

【塗料】武蔵塗料、バイオペイントのラインナップに「蒸着アンダー向けUV塗料」追加

 武蔵塗料は、植物由来の原材料を使用した環境配慮型塗料バイオペイントのラインナップにPET・PBT素材を含む様々なプラスチック素材に適応可能な「蒸着アンダー向けUV塗料」を加えた。

 昨今、プラスチック素材の使用は環境問題や資源の枯渇など、多くの課題に直面している。また、その製品に使用される塗料の選択においても環境への配慮が重要視されている。この点で、バイオペイントは環境に配慮した塗料の1つとして注目されている。
 現在、蒸着仕様向けの塗料は市場としてBTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)を含有した石油系塗料が主流となっている。そこで今回、植物由来系で、かつ、BTXフリーのバイオペイントのラインナップの1つに蒸着アンダー向けUV塗料を加えることにした。
 この取り組みは、環境と人体に配慮した商品の開発に役立つことができる。植物由来の原材料を使用することで石油由来原料の使用を最小限に抑え、塗装作業者や使用者の健康リスクを軽減するとともに、地球環境への負荷も軽減する。
 バイオペイントは植物由来の再生可能資源を利用した原材料を使用し、色と機能で社会を豊かにすると共に持続可能な社会の実現に貢献することを目指した製品。
 植物由来の再生可能資源を使用することで、従来の塗料と同等のパフォーマンスを発揮しながら、石油資源の使用量を削減する。
 バイオペイントのラインナップには、耐久性や耐薬品性だけでなく、それぞれが優れた特性を持ち、柔軟性や耐汚染性、特徴的な触感など、幅広い機能を備えた製品がある。
<蒸着アンダー向けバイオペイントUV塗料の特徴>
(1)エコフレンドリーな製品:BTX(ベンゼン、トルエン、キシレン)フリーで人体への影響軽減に繋がる。
(2)植物由来原材料の使用:塗膜中の石油由来成分の25%以上を植物由来原材料に置き換えている。これにより、石油資源の使用量を減らし環境への負担を軽減する。
(3)温室効果ガス/CO2排出量の軽減:植物由来原材料を使用することで、温室効果ガスやCO2の排出量軽減を目指す。
(4)UV塗料:熱乾燥仕様の塗料と比較して、乾燥・硬化工程によるエネルギー消費を削減することで、環境への負荷が低減される。
(5)適用性:汎用的なABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)やPC(ポリカーボネート)素材はもちろん、PET(ポリエチレンテレフタレート)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の特殊プラスチックへの密着性が良好。加えて軟質系の素材に対する追従性も有す。
(6)機能性付与:蒸着層にコーティングするトップコートの選択により、耐薬品性や耐汚染性の他、特徴的な機能を付与することが可能。

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コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

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