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2024/4/4

【大判IJプリンター】キャノン、オレンジとグレーインクにより鮮やかで滑らかな色を再現する「imagePROGRAF」大判プリンター3機種発売。耐擦過性が向上し取り扱いが容易な高品位ポスターを高速出力

 キヤノンは、大判インクジェット(IJ)プリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズの新製品として、7色インクモデル“GP-6600S/4600S/2600S”の3機種を2024年4月25日に発売する。

鮮やかな発色を実現
(画像は“GP-6600S”)

 新製品は、広告などのグラフィックポスターの出力を担う出力センターや社内印刷部門向けの大判IJプリンターで、新開発の顔料インク「LUCIA PRO II(ルシアプロツー)※1」を搭載し、人目を引く鮮やかなポスターを高速出力します。また擦れによる印刷面のキズを抑制し、カット作業などの印刷後の加工や掲示を容易にする。
<主な特長>
(1)人目を引く高品位ポスターの高速出力と容易な取り扱いが可能
 鮮やかな発色を実現する特色オレンジや、人肌などの滑らかな質感を再現するグレーを含む7色インクと新設計のカラーマッチング技術を採用し、商品広告などの高品位なポスターを高速出力。業界で幅広く使用される米国パントン社の色見本帳「PANTONETM FORMULA GUIDE Solid Coated」において96%のカバー率※2を達成し、コーポレートカラーを含む広告など、高い色再現性が求められる印刷を支援。また、光沢紙/半光沢紙への印刷では、耐擦過性に優れ、擦れによるキズが付きにくいため、プリントの後加工や持ち運び、掲示・梱包時の容易な取り扱いが可能。
(2)新開発のインクセンシングシステムでスキルや経験によらず出力可能
 新開発のインクセンシングシステムによりインク吐出状態を定期的にモニタリングし、インクの着弾位置を自動で最適化して高画質を維持。また、用紙の給紙や種類の検知、残量推計を自動で行う「スマートロール紙セット」機能は、給紙処理を高速化し、ロール紙セットにかかる時間を従来機種※3より約40%短縮。これらにより、レジ調整やメンテナンスなど、従来は手動での調整が必要だった作業を効率化できるため、大判印刷のスキルや経験値の高い人員を確保しづらい現場でも生産性向上に寄与。
(3)発泡スチロールを用いた製品梱包材の大幅削減や「EPEAT」ゴールド取得など環境に配慮
 発泡スチロールを用いた製品梱包材の使用を“GP-4600S”では従来機種より89.5%削減※4。また、NPO団体GEC(Global Electronics Council)が電子機器製品を対象に、2006年に設立した国際的なエコラベル「EPEAT」において、新製品は米国で「EPEAT」ゴールド製品として登録。
※1 5色に新開発顔料インクを使用。マットブラックおよびオレンジは「imagePROGRAF GP-4000/2000」(2021年12月発売)と同じインクを使用。
※2 imagePROGRAFプリンタードライバー、キヤノン[プレミアム半光沢紙2(厚口)]を使用し、[きれい]、[色補正なし]での印刷時。
※3 imagePROGRAF PRO-6100S/4100S(2020年4月発売)。
※4 “GP-2600S”では100%不使用、“GP-6600S”では従来機種より58.9%削減。いずれも製品重量比。
 希望小売価格(税別)は次の通り。
 imagePROGRAF GP-6600S:183万円
 imagePROGRAF GP-4600S:64万8,500円
 imagePROGRAF GP-2600S:34万200円

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コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

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