アーカイブ情報

2024/7/4

【太陽光パネル】鈴木商会とトクヤマ、北海道における使用済みリサイクル事業について連携スキーム構築検討基本合意

 鈴木商会トクヤマは、北海道における使用済み太陽光パネルのリサイクル事業について、2024年7月1日付けで連携スキーム構築の検討を図ることで基本合意書を締結した。
 2010年代にFIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)の導入により急速に普及した太陽光パネルは今後、耐用年数を超えて廃棄量が大きく増えることが見込まれている。こうした背景を踏まえ、鈴木商会が有する北海道におけるリサイクルノウハウと、トクヤマが新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同研究中の太陽光パネル低温熱分解リサイクル技術を活用し、両社は、使用済み太陽光パネルリサイクルの道内連携スキームの構築を目指す。
<基本合意の内容>
 北海道内連携スキームの構築には、太陽光パネルに特化したリサイクル拠点の整備、広域分散型に対応した収集運搬体制の構築が必要不可欠。これらの課題解決に向けて、下記の検討を行うことに合意した。
1.本件事業を社会実装化するための調査・検討
2.本件事業の協力関係に係る道内連携スキーム構築の検討
3.本件事業活動に必要な業務提携先の検討
4.その他、本件事業に必要と判断する事項に係る検討
 トクヤマが北海道空知郡南幌町を拠点に行うNEDO共同研究事業「太陽光パネル低温熱分解リサイクル技術」は、2025年度内の事業化を目指していることから、トクヤマの設備稼働時期を見据えた道内連携スキームの立ち上げを検討している。両社は、道内における実効性の高いリサイクルスキームの構築に向けて、今後も活発な検討を進めていく。

カテゴリー
コンバーティングニュース

PAGE TOP