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2026/2/19
【太陽光発電】出光興産、太陽光パネルの角度を自動制御する国内最大級の営農型が徳島県小松島市で稼働開始
出光興産は、徳島県小松島市の水田で、太陽の動きに合わせて太陽光パネルの角度を自動制御する国内最大級※の営農型太陽光発電所(名称:出光徳島営農型太陽光発電所)の稼働を開始した。今後、同社は営農型太陽光発電を通じた農業と発電の両立により、地域脱炭素や農業経営の課題解決に貢献するとともに、地域と共生した本事業の普及・拡大を図っていく。
※可動式架台と両面受光型の太陽光パネルを組み合わせた営農型太陽光発電としては国内最大級(2026年2月時点、出光興産調べ)

同発電所では、クリーンエナジージャパンが開発した、太陽の動きに合わせて太陽光パネルの角度を自動制御する可動式架台と、両面受光型の太陽光パネルを組み合わせたシステムを採用。太陽の動きや水稲の生育期・非生育期に応じてパネル角度を自動制御することで、農業と発電を両立させる。具体的には、水稲の生育期(主に4~8月)はパネル下の水稲への日射を優先して収量・品質の維持に必要な環境を確保しつつ、両面モジュールの裏面受光も活用して発電量の低下分を補う。非生育期はパネルへの日射を優先する運用に切り替え、通年で高い発電量を確保する。
また、架台の高さは3.8mあり、トラクターなどの農機具が問題なく使用できる作業空間を維持しているため、作業性・安全性を損なうことなく農業を継続できる。
出光興産の営農型太陽光発電所は、発電事業で得た収益の一部を地代として営農者に還元することで、営農者の安定収入の確保と農業経営の持続性向上に貢献し、高齢化や後継者不足、荒廃農地の増加といった農業と地域社会の課題解決を後押しする。
将来的には、パネルによる適度な遮光がもたらす温度緩和効果を活用し、近年増加する水稲の高温障害に対する有効性も検証していく。

第7次エネルギー基本計画では、2040年度の電源構成における再生可能エネルギー比率を4~5割程度とし、そのうち太陽光発電は23~29%程度を占める主力電源と位置付けられている。この実現には、現状の2~3倍にあたる15~20万haの太陽光発電設置面積が必要と見込まれるが、大規模な太陽光発電所を新設できる適地は減少している。
出光興産はこの課題に対し、国内約440万haの農地(うち約240万haが水田)と、農地の上部空間を活用する営農型太陽光発電に着目。農地の約5%を活用できれば、日本国内で現在稼働している太陽光発電の設備容量の約2倍に相当する発電設備の導入が可能と試算しており、再エネ拡大とともに、国産エネルギーの確保によるエネルギー安全保障の強化にも貢献する。
今後は、営農者・農業法人ならびに共同事業としての展開を検討いただける自治体・企業・各種団体などと新たな協業の可能性を広く模索し、協業スキームの構築・拡充を進めながら営農型太陽光発電の普及・拡大を図っていく。
<出光徳島営農型太陽光発電所の概要>
農地面積:2.8ha(280m×100m)
栽培作物:水稲
設備容量:1998kW
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