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2024/3/21

【字幕表示システ】京都市、スマート区役所の実現に向け京セラドキュメントソリューションズジャパンの「Cotopat」導入

 京セラドキュメントソリューションズジャパンは、話した言葉をリアルタイムに認識して文字・図解・動画を表示するシステム「Cotopat」の開発と販売を通して、会話の聞き取りづらさの解消やコミュニケーションの円滑化に貢献し、誰ひとり取り残されない共生社会の実現に向け取り組んでいる。このたび、京都市の11区役所・3支所庁舎内にCotopat Screenが採用され、2024年3月26日から運用開始する。

 京都市では、新たな社会Society5.0※を見据えたスマート区役所の実現に向け、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」を念頭に、区役所業務のデジタル化を推進している。その中で窓口業務における高齢者、聴覚障がいのある方、海外の方などとのコミュニケーションの円滑化に向けた取り組みとして、話した言葉がスクリーンに表示される字幕表示システム「Cotopat Screen」 を採用いただいた。主に障害保健福祉課の窓口に設置され、市民の利便性向上や業務の効率化が期待されている。
 同市では、2023年10月10日~11月2日までの期間、上京区役所にてCotopat Screenを試行導入した。利用した市民からは「見やすくて便利だった」「窓口にあれば助かると思う」「補聴器を付けていても聞き取りにくいときがあるので、大変助かった」という声が寄せられた。これらの評価を受け、このたび正式に導入することになった。
 さまざまな場面で起こる「聞こえない、聞こえづらい」という課題を解消し、世代や障がい、国籍を超えた円滑なコミュニケーションを提供するCotopat Screenが、同市のスマート区役所構想の実現をサポートしていく。
※Society5.0とは、IoT、AI、ビッグデータなどのテクノロジーを活用し、社会課題の解決と人々の幸福度向上を目指す次世代社会の構想

Cotopat Screenについて
 音声をリアルタイムで認識し、文字・図解・動画をスクリーンに表示することで、会話の聞き取りづらさを解消し、コミュニケーションを円滑にする。相手の表情を見ながら安心して会話することができ、発話者もスムーズに情報を伝えられるため、窓口業務でのサービス向上や対応時間の短縮に貢献する。また、さまざまなコミュニケーションの場に持参して利用できる、タブレット表示モデルCotopat Mobileもラインアップしている。横並びでの説明対応や、スペースの限られた受付などで活用できる。
(1)音声をリアルタイムに字幕として表示
 音声をリアルタイムで字幕として表示する。文脈から同音異義語や区切りを認識し、適切な文字に変換する。相手の声を文字として見ながら会話ができるので、安心してコミュニケーションをとることができる。
(2)図解や動画による、わかりやすい表示方法
 字幕とともに、図解や動画を表示することができる。文字だけでは伝わりにくい情報を、視覚的に分かりやすく補足する。
(3)7種類の言語の翻訳表示が可能
 発話者の言葉を翻訳して表示する。標準で7種類※の言語表示に対応しており、海外の方にも簡単に分かりやすく情報を伝達できる。
※①日本語 ②英語 ③中国語(繁体) ④中国語(簡体) ⑤韓国語 ⑥ベトナム語 ⑦ポルトガル語

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