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2024/2/7
【射出成形】日精樹脂工業、2024年度日精スクールの研修スケジュール決定
日精樹脂工業は、射出成形に関する様々な技術・知識を習得するための技能研修機関「日精スクール」の2024年度(2024年4月~25年3月)研修スケジュールを決定し、2月1日から受講受け付けを開始した。 2024年度のスクールは、4月15日からの成形入門コース(油圧式)にはじまり、25年3月25日からのWEBコースまでの計31回。
コースの内訳は、成形入門コース10回(電気式6回、油圧式4回)、成形初級コー
ス9回(電気式5回、油圧式4回)、成形中級コース4回(電気式2回、油圧式2回)、
金型入門コース2回、WEBコース6回。
2024年度日精スクールを開講するに当たり、新型コロナウイルスをはじめとする
各種感染予防対策を講じた受講条件の設定(①体調管理の徹底、②基本的な感染対策の
お願い)ならびに研修内容の一部見直し(①コース日程の短縮、②保守管理入門と海外
研修コース休講継続)を引き続き実施する。
対面での研修が本格的に再開された本年度(2023年度)は、申し込みが好調でコ
ースによっては開催1カ月前に定員に達したものもあり、2024年度も同様の傾向
が見込まれている。現在行われている2023年度の日精スクールは、23年12月末時
点の受講者数が297名で、本年3月末までの受講者総数は424名となる見込み。
受講者の傾向としては、(1)技能レベル毎のコース設定により、自身の技能向上に合
わせて複数コース(成形入門と成形初級など)を受講する受講者が増加、(2)初めて受
講する会社が増加、(3)成形の知識(成形不良とその対策)を習得することを目的に、
成形に直接携わっていない営業や技術系の受講者が増加、(4)オンラインでのWEBコースにより、これまで受講がなかった他業種の受講者が増加している。なお、WEBコースは、2021年の開始から23年12月末までに延べ302名が受講した。
海外では、アメリカ(テキサス、ロサンゼルス、シカゴ、ニュージャージー)、中国(太倉、東莞)、タイ、メキシコ(ケレタロ)にある販売現地法人の主催でトレーニング・スクール(定期コース)を有しており、一時コロナ禍で休講していたが現在は再開し、日系進出メーカーおよびローカルメーカーから好評を得ている。最近は、ユーザー1社毎に行うプライベートスクールの要望が増加傾向にある。
1968年、当業界の先駆けとして設立された日精スクールは、プラスチック成形加工メーカーをはじめ、材料メーカー、商社、学生、外国人留学生などに広く門戸を開放しており、累計受講者数は40300名(2023年12月末時点、WEBコース受講者を含む、海外現地法人開催の日精スクール受講者は除く)。射出成形の技術革新に即応したカリキュラムは、プラスチック射出成形分野のエキスパートを育成する専門機関として高い評価を得ている。
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