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2026/2/18

【導電性接着剤】ノリタケ、使用温度175℃を達成した車載用電子部品向け開発

 ノリタケは、使用温度175℃を達成した導電性接着剤を開発した。パワー半導体モジュールに搭載されるサーミスタ※1などの電子部品を固定するもので、自動車の高知能化やEV化に貢献する。

市場環境

 近年、自動車の自動運転技術の進歩やEV化に伴い、高耐圧・大電流に対応可能なパワー半導体の採用が増加すると見込まれている。パワー半導体は動作時に高温になるため、周辺に搭載される電子部品についても、より高い耐熱性が求められている。例えば温度を測定するサーミスタは、この要求に応えるため、使用温度の上限を175℃まで引き上げた高耐熱品の開発が進んでいる。これに伴い、電子部品を基板へ固定する材料にも耐熱性が必要とされている。

高温域で電子部品が動作する際の課題

 従来、電子部品を基板に固定する方法として、はんだが用いられてきた。パワー半導体モジュール内では、動作時に高温になることに加え、温度変化が大きくなる。一般的なはんだの使用温度は約125℃であり、170℃を超えうるパワー半導体の動作環境に適さず、また、温度変化により、はんだ接合部にクラックが発生することも課題である。

▲電子部品の実装例

開発品の特長

 開発品は、独自の組成設計と粒子分散技術によって、高い耐熱性と広い温度変化への耐性を実現した導電性接着剤で、高温対応が可能なサーミスタなどの電子部品を基板に固定することが可能。 

開発した導電性接着剤
▲開発された導電性接着剤

<サーミスタの接着剤としての評価※2
①実装保証の使用温度範囲として -55℃~175℃を達成
175℃下でも特性の変化が小さい (抵抗値の変化が±5%以下) ため、信頼性の高い温度検知が可能。

②不良低減に貢献
-55℃~175℃の昇降温においても、熱応力※3によるクラックの発生が無い。

※1 熱を感知した際に抵抗値が変化する温度センサ
※2 本リリースに記載の評価結果は、TDK株式会社が実施した試験に基づくものであり、以下の試験条件で得られた結果
 ①25℃にて初期抵抗値を測定後、175℃の高温環境下で1,000時間の連続暴露試験を実施した後に、25℃で再度抵抗値を測定し、試験前後における抵抗値の変化を評価
  ②-55℃と175℃の冷熱衝撃試験のサイクルを2,000回繰り返して評価し、検出しなかった
※3 物体が温度変化を受けたときに、周辺部材との膨張・収縮の差に起因して内部に発生する応力

カテゴリー
コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

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