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2025/9/30

【小径リング用ラベル】サトー、小松製作所向けに開発。部品明細を単品ごとに表示、輸出通関の精度向上へ

 サトーは、小松製作所(コマツ)の小山工場において、小径のOリングやガスケットなど修理用セット品の個別管理ラベルを開発・提供し、同工場での運用が開始されたことを明らかにした。

輸出・修理用セット品への個別管理ニーズに対応
 建設機械・鉱山機械で世界トップクラスのシェアを誇るコマツは、その中核生産拠点の1つである小山工場において、主にエンジンや油圧機器・アクスルなどの重要部品を生産している。グローバル市場への製品供給においては、製品1つひとつのトレーサビリティや輸出入時の正確な管理が求められる中、1つのパッケージにまとめられた修理用部品(セット品)の構成品である小径のOリングやガスケットといった部品についても、個別に管理ラベルを貼付する必要性が高まっていた。
 従来は複数部品をまとめて袋詰めし、共通の部品明細リストのみを添付して出荷していたが、輸出時の税関対応や修理用セット品管理の高度化に伴い、単品ごとに明細識別が求められるラベルの活用が進んでいる。
※修理用セット品とは、機械の一部を修理する際に必要となる部品を数種類・所定数をまとめてセットしたもの。

小径リング部品に対応した専用ラベルを開発
 サトーでは、使用目的やイメージをヒアリングし試作提案を重ね、小径リング製品に適したラベルを開発した。ベースとなった小物用ラベルに対し、ミシン目の追加やディタック加工の微調整を行い、封入・貼付作業に適した仕様に改良。現場での運用性と生産効率の向上を両立した。
•単品ごとの部品明細管理が可能に
•輸出時の税関手続き対応が円滑化
•工場内の他部門など他用途での活用も可能
導入事例の詳細:https://www.sato.co.jp/case/komatsu_2.html

 小松製作所の部品・リマン推進本部 部品推進部の外川氏は次のようにコメントしている。
 「輸出時に税関調査が入った場合、修理用セット品については構成部品毎に部品明細と現品の照合求められ、各部品に個別でラベルを貼付することが必須となりました。従来は、小径のリング形状製品には直接ラベルを貼付することが難しかったため、ビニール袋で個装した上にラベル貼付をしておりましたが、ユーザ側からはゴミの処理の手間が増えるといった声がありました。そこでサトーさんに相談したところ、私たちのイメージに合致したラベルを迅速にご提案いただきました。その結果、事前のビニール個装が不要となり、コスト削減と環境負荷の低減につながりました」

サトーが支援する製造現場のトレーサビリティ向上について
 本取り組みは、多品種・小ロット管理が進む製造現場の課題をラベルによって改善したモデルケース。サトーは今後も、製造・物流・保守といった現場で発生する細かな課題に目を向け、ラベル開発や活用方法の提案、自動認識技術を通じたソリューションの提供を進めていく。さまざまな物品や資産の管理高度化やグローバル対応の強化を支援し、製造業のDXとトレーサビリティ向上に貢献していく。

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