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2025/1/7

【年頭所感】積水化学工業の加藤敬太社長

新たな変化の始まる年に新たな挑戦を

 2025 年を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年は、元日に能登半島地震、夏には猛暑や豪雨災害、中東の紛争、米国の大統領選、日・欧・韓の政権不安定化など、予測できない変化が本当に多かった一年でした。
 しかしながら積水化学グループの長期ビジョンでは、世の中の安定にただ期待するというのではなく、不安定、不確実といった変化に対応できない企業は生き残れないという危機感のもと、新たな社会課題を機会と捉えて持続的な成長に挑戦しています。

 積水化学グループの昨年を振り返ると、上期の決算では、3カンパニー及びメディカルの4セグメント全てで対前年増益となり上期としての過去最高益を達成することができました。
 外部からも積水化学グループの強さ=稼ぐ力が評価されてきていると思います。

 年末には、フィルム型ペロブスカイト太陽電池の事業化の意思決定をし、対外発表をいたしました。
 これは、積水化学グループの大きな挑戦の一つであり、強い意志をもって、また各方面からご支援を頂きながらぜひ成功させたいと思います。

 ペロブスカイト太陽電池のようなイノベーションによる社会課題解決型の製品を拡大することで、「サステナブルな社会の実現への寄与」、「企業の持続的成長」この2つを同時に実現し、「未来に続く安心」を創造していくことが、積水化学グループの企業価値であり存在意義であると考えています。
 従業員の一人ひとりがこの考えを胸に、それぞれの立場で新たな挑戦への一歩を踏み出してくれると確信しています。

 まずはあと3カ月ある今年度をやり切って営業利益1,000億円を達成し、力強く中期経営計画の最終年度に臨みたいと思います。

 今年は十干十二支では「乙巳(きのと・み)」、 新たな変化の始まる年であり、その変化を受け入れ新しい挑戦をする意欲が高まる年だと言われています。
 積水化学グループも、新たな変化を成長の機会と捉え、イノベーションによる社会課題解決を加速し、2025年度とその先への成長に向かって挑戦していきたいと思います。

 本年が皆様にとりまして、より良い飛躍の年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

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