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2023/12/26

【廃プラスチック洗浄ライン】ファー・イースト・ネットワーク、ドイツWIPA社の製品販売開始

　ファー・イースト・ネットワークは、汚れや未分別のプラスチックのリサイクルを行う上で重要な洗浄ラインにおいて、欧州で高いシェアを有するドイツWIPA社（WIPA WERKZEUG- UND MASCHINENBAU GMBH）製装置の日本での販売を開始した。
　リサイクルは以前は工業端材など、汚れが比較的少ないものが主流であったが、昨今のリサイクル関係の法整備や資源循環の潮流の流れのなかで、これまでリサイクルされていなかった「汚れている」「分別がされていない」プラスチックをリサイクルの重要性が高まっている。
　使用されたあとで回収された廃プラスチックは、そのままではリサイクルすることが難しく、破砕・洗浄・分別・脱水・乾燥などの工程を経ることが必要になる。
　日本でも容器リサイクル法などの整備をきっかけに、こうした洗浄ラインを備えたリサイクル工場が増えた。そして、こうした処理の良し悪しは生産される再生ペレット（再原料化されたプラスチック）の品質を左右するため、高性能な洗浄ラインの重要性がこれまでになく高まっている。
　このような社会背景の中で、廃プラスチック洗浄ライン専業メーカーのドイツWIPA社は、幕張メッセで開催されたIPF Japan 国際プラスチックフェア（2023年11月28日～12月2日開催）に出展した。WIPA社は欧州市場で洗浄ラインのシェア30％占めるリーディングカンパニー。欧州で実績を積み重ね、満を持しての日本初上陸となった。業歴30年の歴史の中で欧州で200ラインを設置し、どのようなトラブルが発生しやすいかを熟知し、その対策をノウハウとして蓄積してきた。
　WIPAの洗浄ラインの特徴は次の通り。

1.少ない機械台数：徹底的に効率化した機器により機器台数を最小化
2.コンパクトで短いライン：少ない機械台数で省スペース
3.安いコスト：少ない機械で効果が上がるのでコストも安い（欧州の他社メーカー比）
4.少ない水消費量：乾式洗浄機を効果的に用いること、圧倒的に少ない水消費量で洗浄
5.湿式比重選別機：短い距離で十分な選別効果を得ることが可能
6.乾式洗浄機：事前に汚れを落とすことで後の工程の洗浄負荷と水処理負荷を軽減
7.高速洗浄機：素材の汚れを徹底的に除去
8.コンパクター：画期的な技術によりグラッシュを最大3トン/時の大量処理を実現
9.サイロ：ブリッジさせずに安定供給が可能

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