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2025/6/9
【建築材料】レンゴーと丸三製紙、セルロースナノファイバー「ファインナチュラ」を複合した不燃性耐熱無機シート開発
レンゴーは、同社開発のセルロースナノファイバー「ファインナチュラ」(旧称、「RCNF」)を複合した不燃性耐熱無機シートを、同社グループの丸三製紙と開発した。
ファインナチュラは、化学変性のない非常に細い繊維径を持つセルロースナノファイバーであり、2021年よりレンゴーのパイロットプラントで製造を開始している。また、丸三製紙が製造する耐熱無機シートは、鉱物由来の繊維であるロックウールを厚さ数mmのシート状に成型したもので、多孔質であるため軽量で吸音性や断熱性に優れる。さらに無機物を原料とするため燃えにくいという性質がある。

建築材料などに用いられる従来のシートに比べ、強度や剛性を大きく向上させることに成功し、さらに遮音性(空気中に伝わってくる音を跳ね返して遮断する性質)も高まることが確認された。軽くて施工しやすく、不燃性かつ高強度であることに加えて防音効果にも優れることから、幅広い分野での活用が期待される。
今後、レンゴーと丸三製紙は各分野の企業と連携を図り、実用化に向けて取り組んでいく。
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