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2024/1/13
【循環型経済】東洋紡/東洋紡エムシー、産官学協議体「サーキュラーパートナーズ」に参画
東洋紡および東洋紡エムシーは、このほど、循環型経済(サーキュラーエコノミー)の実現に向けて経済産業省が立ち上げた※1産官学の協議体「サーキュラーパートナーズ(Circular Partners、略称:CPs)」に参画した。
サーキュラーパートナーズは、日本における循環型経済の実現に向け、国、自治体、大学、企業・業界団体など産官学が連携しながら、ビジョンや中長期ロードマップの策定、情報流通プラットフォームの構築などを目指す協議体。
東洋紡グループは、長期ビジョン「サステナブル・ビジョン2030」※2において、解決への貢献を目指す社会課題の1つに「脱炭素社会&循環型社会」を掲げている。東洋紡の主力のフィルム事業では、製品のグリーン化※3比率を2030年度に60%、2050年度に100%とする目標に向け、PETボトル由来のリサイクル樹脂を80%使用した包装フィルム「サイクルクリーン®」や、PETボトル再生原料を使用したポリエステル系合成紙「カミシャイン®」などを展開。東洋紡エムシーでは、工場のVOCガスを回収・再利用する装置や、水平リサイクルが可能な三次元網状繊維構造体「ブレスエアー®」、リサイクル原料を70%以上使用したポリエステルスパンボンド不織布「エコボランス®」「エコエクーレ®」など資源循環を促進する製品を幅広く手掛けている。
東洋紡と東洋紡エムシーは今後、サーキュラーパートナーズへの参画を通じて、リサイクル原料の一層の活用やリサイクル技術の高度化といった取り組みを推進するとともに、他の会員との連携を強化し、資源循環に向けたエコシステムの形成・参画を加速することで循環型経済の早期の実現に貢献できるよう努めていく。
※1 経済産業省 2023年9月12日付 ニュースリリース 「サーキュラーエコノミーに関する産官学のパートナーシップの会員募集を開始します」
※2 東洋紡 「サステナブル・ビジョン2030」
※3 リサイクル原料・バイオマス原料の使用や、フィルムの減容化を実現すること
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