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2024/11/25
【微細・精密加⼯】 微細加⼯⼯業会、サンプル「ビサイ・グリッド・パッケージ」シリーズ発表
微細加⼯⼯業会は、2022年7⽉に「微細・精密加⼯規格」部会を発⾜、「微細・精密加⼯」分野における様々な精度規格のデファクトスタンダードづくりを⽬指してきた。この度、会員企業と協⼒し、上記趣旨を具体化させた微細・精密加⼯サンプルの「ビサイ・グリッド・パッケージ(Bisai grid package)」の第⼀弾シリーズを開発、⼀部サンプルの発売を開始する。
「製造技術の根幹を⽀える“⻑さ⼨法に対する公差(JIS B4045)”や、平⾯度、直⾓度等に関しては、1991年に当時の⽇本⼯業規格で定められた⽔準から改定されておらず、この30年以上進化していない。技術を公知にする役割を果たすはずの規格の意味が失われた中で、実際の現場では、各社ごと、設計者ごとの知識で⼨法公差を記して対応しており、これが⾼度な技術の共有化を阻害していることは否定できない」。 このような問題提起の下、「顧客、市場は、“精密、微細加⼯技術”と品質を保証する“規格”を
把握することで、“これなら、設計ができ、製品化が期待できる”と⼼を動かされるのではないか」という仮説を⽴て、「微細・精密加⼯規格」部会をスタート。
部会内で、「指標モデル」となるテーマを設定し、会員企業が実際に「現在の最新技術」でサンプルを製作、その「計測」を⾏った測定結果をUSBメモリーに格納し、サンプル実物とデータをパッケージ化。サンプルに興味を持った企業には、製造元の各会員企業からサンプル販売を⾏う。
<第⼀段パッケージシリーズ>
・微細コイルばね(ミクロ発條)
・⼩径⽌まり⽳めっき加⼯(エルグ/ワークス)
・サブミクロンピンゲージ(ワークス)
・ポケット加⼯(アイジーエヴァース)
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