アーカイブ情報

2025/2/26

【持続可能な液体燃料】日本ゼオン、スタートアップのAether社に投資

 日本ゼオンは、CVCを運営する子会社Zeon Ventures Inc. (米国カリフォルニア州、代表者:香川 佳宏)を通して、シンガポールと米国を拠点にコスト優位性の高い持続可能な液体燃料の製造技術を開発するスタートアップAether Fuels Pte. Ltd.(以下、Aether 社)に投資した。ゼオンは、本投資を通じ、持続可能な航空燃料(SAF)分野での事業機会を探索する。
 Aether社の航空業界や海運業界向けの持続可能な燃料を製造する独自技術:「Aether Aurora(TM) ※1」は、設備投資および運用コストを抑え、収率の向上と様々な種類の廃棄炭素原料を利用できる柔軟性が特長。廃棄物炭素原料をコスト優位性のあるジェット燃料や液体炭化水素に変換することができるため、SAFの供給不足の解消に貢献する。
 ゼオンは、持続可能な社会への移行を加速させるため、Aether社との協業を通じたSAF分野での事業機会創出を目指す。また、同社グループの様々なアセットを共有することで、Aether社の更なる成長を支援する。
※1 「Aether Aurora(TM)」は、二酸化炭素(CO2)、一酸化炭素(CO)、水素(H2)、メタン(CH4)などに変換可能なあらゆる原料からフィッシャー・トロプシュ法により、高収率で高品質の液体炭化水素(ナフサ、ジェット燃料、ディーゼルなど)に転換するプロセス、触媒および装置技術のパッケージ。Aether社の登録商標
※2 一酸化炭素と水素から触媒を用いて液状の炭化水素を合成する方法

カテゴリー
コンバーティングニュース

PAGE TOP