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2025/6/25

【放射冷却素材】出光エナジーソリューション、「Radi-Cool ラディクール」を自治体庁舎に全国初施工

 出光エナジーソリューションズラディクールジャパンは、北海道幌加内町(北海道雨竜郡、町長:細川 雅弘、以下「幌加内町」)の役場庁舎1階窓ガラスに、放射冷却素材「Radi-Cool」フィルムを施工した。放射冷却素材「Radi-Cool」の自治体庁舎への導入は全国で初めて。

幌加内町役場庁舎(左) 放射冷却素材「Radi-Cool」フィルム施工の様子(右)

幌加内町のまちづくり理念を支援

 近年、地球温暖化の影響により気温が上昇し、北海道でも夏季には暑熱対策が重要な課題となっている。快適な室内環境を維持するためには、冷房設備に依存せざるを得ず、その結果として多くのエネルギーを消費するというトレードオフが存在している。幌加内町は「人に自然にやさしい故郷づくり」をまちづくりの基本理念とし、ゼロカーボンシティを目指して脱炭素社会の推進と気候変動への適応に取り組んでおり、出光エナジーソリューションズはラディクールジャパンの販売代理店として、放射冷却素材「Radi-Cool」による、ゼロエネルギーでのエネルギー効率の向上と、快適な室内環境の確保を同時に実現することで、幌加内町のまちづくり理念を支援した。

放射冷却素材「Radi-Cool」について

 放射冷却素材「Radi-Cool」は2017年に米・コロラド大学ボルダー校の研究チームにより、世界トップの科学誌「サイエンス」で発表したことで生まれた。日射を高い割合で反射する既存の技術と、高い放熱技術を複合することにより製品表面への蓄熱を防ぎ、なおかつ裏面の熱も吸収、放射を可能とすることで、ゼロエネルギーでのエネルギー効率の向上と、快適な室内環境の確保を同時に実現した素材である。

放射冷却素材「Radi-Cool」の製品種類

検証データ(塗料の冷却効果)

日産サービスセンター(株)九州支社の屋根に塗料施工した試験データ (日産自動車総合研究所による測定)

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今後の展望

 出光エナジーソリューションズでは、サステナビリティ経営を推進し、幅広いエネルギーソリューションを提供している。放射冷却素材「Radi-Cool」を通じて、環境と労働の両面における課題を同時に解決し、持続可能な社会の実現に貢献していく。

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