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2024/2/14
【断熱サンドイッチパネル】BASFの革新的なHFOブローイングPIRシステム、エネルギー効率を改善
BASFジャパンは、BASFの革新的なポリイソシアヌレート(PIR)システムが、発泡剤としてハイドロフルオロオレフィン(HFO)を使用し、連続サンドイッチパネル用途に初めて採用されたことを発表した。HFO は地球温暖化係数(GWP)が著しく低く、オゾン層破壊係数(ODP)がゼロであることが特徴。熱伝導率の向上は、さらにエネルギー効率の高いPIRシステムとなり、CO2排出量の削減に貢献する。
この革新的なHFOブローイングPIRシステムにより、断熱サンドイッチパネルの不燃性と熱伝導性が向上し、日本の断熱材メーカーである、たつみ工業をはじめとするさまざまな顧客が、日本の建築基準法で要求される厳しい燃焼性認定試験に合格した断熱サンドイッチパネルを製造するのに役立っている。
「BASFとの協力関係は、チームワークとビジョンを共有した力の証です。当社の最新鋭の生産ラインにより、HFOブローイングPIRシステムは、より環境にやさしく、不燃性の材料ソリューションに対する市場の需要に応えます。私たちの先駆的なソリューションが業界標準となり、日本市場で有利なポジションを獲得できることを期待しています」と、たつみ工業の代表取締役社長である岩根弘幸氏は語る。
PIRシステムはまた、長期的な耐久性と機械的強度を提供する。
「たつみ工業とBASFのチームは緊密に協力し、この持続可能で革新的な断熱パネルの開発に成功しました。今後も、断熱パネル市場の可能性をさらに拡大し、再定義するために、たつみ工業とのコラボレーションを続けていきます。これには、大型冷凍冷蔵庫、超低温冷凍庫、食品工場、医療用冷凍冷蔵庫、一定温度を必要とするクリーンルーム、データセンター用冷却庫などの用途が含まれます」と BASFジャパンのパフォーマンスマテリアルズ事業部 事業部長であるハシビ・ディマトス・ゼイダム氏は述べている。
■たつみ工業について
神奈川県川崎市に本社を構えるたつみ工業は、1962年の創業から業務用プレハブ冷蔵庫を製造する専業メーカー。業務用冷蔵庫は食品を扱うのが一般的だが、生花店やワインセラー、水族館
の餌用冷蔵庫など様々な特注に対応している。特にコンビニエンスストア向けウォークイン冷蔵庫では、東京・神奈川・千葉・他首都圏のセブン-イレブンをほぼ100%カバーしている。他、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ニューデイズなど、大手コンビニストアチェーン店の冷蔵庫を含むと、約80%をカバーしている。
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