アーカイブ情報

2026/2/20

【有機ELテールランプ】厚木ミクロ、有機ELテールランプの電極基板、年間20万枚体制へ

 有機EL(OLED)関連部品や光学部品などを製造販売する、厚木ミクロは、本社工場において「自動車用有機ELテールランプの電極基板」の生産能力を増強した。総投資額数億円を投じ自動投入装置や自動受取装置を導入。生産効率も従来比で約30%向上※させ、有機ELテールランプの需要増に対応する。2025年度は約7万枚の生産を計画しており、数年後には年間20万枚体制の構築を目指す。※同社比較

増産の背景
 有機ELテールランプは従来のLEDと比べ、薄型で高精細な表現が可能。曲面への対応も容易なため、先進的なデザインを追求する欧州大手自動車メーカーからの需要が急増している。一部欧州メーカーでは、従来は高級車を中心に採用を進めてきましたが、現在は量産車への展開も加速させている。

有機ELテールランプ サンプル写真

同社の電極基板
 同社が製造販売する電極基板は、有機ELを発光させるための電気回路となる重要部品。ガラス基板上にクロムやアルミの金属膜を積層し、微細な配線パターンを形成する。
 同社はミクログループとして、液晶やプラズマディスプレー、タッチパネル関連の加工技術で約40年の実績を持つ。
 クロムやアルミ、金、銀など多様な金属のエッチング技術やパターニング技術を強みとしており、他社では対応が難しい特殊な加工膜の形成が可能。ディスプレー市場で培ってきた高精度な微細加工技術が自動車分野でも高く評価され、納入先の欧州企業からは「代替できない」との評価を得ている。

 今回の増産対応では、自動投入装置と自動受取装置の導入により、作業人員を削減するなど、生産効率の向上と人手不足への対応を両立させている。

上田康彦代表取締役コメント
 当社は「ないモノづくり」を合言葉に事業活動に取り組んでいます。有機EL分野では国内外のお客さまから高く評価され、特に欧州メーカーからは「代替できない技術」との声をいただいております。有機ELテールランプの電極基板は、生産体制増強後も市場からの強い引き合いを頂いております。欧州市場での需要拡大に確実に応えていきたいです。

カテゴリー
news
コンバーティングニュース

PAGE TOP