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2024/10/25
【板金】Lantek、エフエーサービスとの戦略的パートナーシップにより日本へ進出
板金ソフトウェアソリューションの世界的リーダーであるLantek(本社:スペイン・バスク州アラバ県)は、板金用CAD/CAM「MetaCAM」を販売するエフエーサービス(神奈川県横浜市)と戦略的パートナーシップを締結することを発表した。この提携は、Lantekの最先端技術とエフエーサービスの日本市場に対する深い知見を組み合わせることで、この分野における両社のリーダーシップを確立するための重要な取り組みとなう。Lantekとエフエーサービスは、日本の製造業者が求める特有のニーズを満たすソリューションの品質を高めることで、日本の板金業界でのリーダーシップを強化する。
提携によりLantekとエフエーサービスは、高度な見積ソリューション、製造実行システム(MES)、データ駆動型AIテクノロジーを含む包括的なソリューションパッケージの提供に重点的に取り組む。両社は協力して、生産効率を最適化し、現代の板金加工の複雑な要求に対応するようにカスタマイズされた最先端のマルチベンダーソフトウェアソリューションを提供する。エフエーサービスの業界における専門知識とLantekの革新的なテクノロジーを組み合わせることで、日本の製造業者は、DX(デジタルトランスフォーメーション)とスマートファクトリー向けの最先端のツールによる利益を得ることができる。
LantekのCEOであるアルベルト・ロペス・デ・ビニャスプレ(Alberto Lopez de Binaspre)氏は次のように述べている。
「エフエーサービスとの提携により、当社は日本の顧客のニーズにさらに応えることができるようになります。エフエーサービスの日本における専門知識とチーム、そして当社の先進技術を駆使することにより、日本全国で板金加工の大きな進歩を推進する体制が整いました」
エフエーサービスの営業部長である吉田 純氏は次のように述べている。
「Lantekとの提携により、日本のお客様にさらなる価値を提供できることをうれしく思います。Lantekの高度なソリューションを統合することで、最新のデジタルツールをお客様に提供し、製造プロセスを最適化するとともに、生産性を高めることが可能になりました。これにより、進化する市場で競争力を高めることができるようになります」
今回の提携は、スマートで統合されたソリューションを採用し、製造効率と競争力を強化するというLantekの継続的な使命に沿ったもの。Lantekの事業拡大に向けた新たな一歩であり、世界の金属加工業界におけるイノベーションとリーダーシップへの取り組みを強化するものである。
■Lantekについて
Lantekは、板金および金属業界のデジタル変革をリードする多国籍企業。特許取得済みの製造インテリジェンスソフトウェアにより、工場同士を接続するスマートファクトリーに変えることを可能にする。同社は、あらゆる切断技術 (レーザー、プラズマ、オキシカット、ウォータージェット、せん断、パンチング)を使用して、板金、チューブ、プロファイルから金属部品を製造する企業向けに、CAD、CAM、MES、ERPソリューションを提供することでサービス範囲を拡大させている。
欧州の工作機械開発の主要拠点の1つであるスペインのバスク地方で1986年に設立されたLantekは、最先端の製造管理ソフトウェアを使用して、板金技術と金属加工技術の統合を実現している。同社は現在、革新性と国際化への取り組みにより、この分野をリードする存在となっている。100カ国以上に36,000社を超える顧客を有し、15カ国に 21のオフィスを擁し、国際的に展開する広範な販売代理店ネットワークを構築している。
■エフエーサービスについて
1985年に設立されたエフエーサービスは、板金業界向けのソリューションに特化している、日本における産業オートメーションおよび制御システムの大手プロバイダー。数十年にわたる経験を生かし、金属メーカーの進化するニーズに合わせてカスタマイズされた高度なCAD/CAMソフトウェアと工場管理システムを提供している。同社の主力製品であるMetaCAMは、他のソリューションと統合することで生産プロセスを合理化し、製造のすべての段階で効率と革新性を確保する。
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