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2024/6/26
【株式取得】前田工繊、三井化学産資を子会社化
前田工繊は、2024年6月26日開催の取締役会において、三井化学から同社の完全子会社である三井化学産資の全株式を取得することを決議し、株式譲渡契約を締結した。なお本株式取得の実行は、独占禁止法に基づく規制当局の承認その他クロージング条件の充足を前提条件としている。
前田工繊グループは、中期経営計画(2024年度~2027年度)において、設備投資の実行およM&Aの活用により、既存事業の強化および事業領域の拡大に取り組んでいる。
三井化学産資は、1964年に設立され、日本のインフラを支える産業資材に関する幅広い品揃えと高い技術力を有している。建築・土木資材および配管資材において、高いシェアを有する製品を保有し、産業資材メーカーとして確固たる地位を築いてきた。三井化学産資の事業と前田工繊のソーシャルインフラ事業はともにインフラの整備・維持に携わる事業であり、親和性が高い。
前田工繊は、本株式取得により、土木資材分野における製品ラインアップの拡充および事業規模の拡大を図ることで、既存事業の強化が可能となる。また、建築資材分野において点字タイルなどの新たな製品を獲得するほか、新規事業領域として配管資材分野に取り組むことにより、事業領域の拡大が可能となる。さらに、三井化学産資は、樹脂加工の高い技術を有しており、前田工繊の繊維・樹脂加工技術とのシナジーを発揮することで、新たな価値を生み出し、前田工繊グループの更なる企業価値向上が期待できると考えている。
株式譲渡実行日は2025年4月1日の予定
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