アーカイブ情報

2024/5/31

【株式売却】住友化学、海外アルミニウム製錬企業2社

 住友化学は、同社が保有するニュージーランドのニュージーランド・アルミニウム・スメルター社(同社持分比率20.64%)およびオーストラリアのボイン・スメルター社(同2.46%)の全株式を、両合弁事業のパートナーである英豪系資源大手のリオティント社に売却することとした。今後、関連当局の承認などの必要な手続きを経て、売却が完了する予定。
 上記2社の株式保有は、住友化学として、両社から主にアルミニウム地金を輸入、販売するためのものだが、同事業は国際アルミ市況の影響を強く受け、住友化学にとっては損益面でのボラティリティが大きいことなどを踏まえて、売却を決定した。
 住友化学は、2024年度の確実な業績V字回復と、今後の抜本的構造改革に向けた財務体質強化を狙いとした「短期集中業績改善策」を進めており、本売却は事業ポートフォリオの見直しの一環である。
<ニュージーランド・アルミニウム・スメルター社の概要>
会社名:New Zealand Aluminium Smelters Limited
所在地:Tiwai Road Invercargill, New Zealand
設 立:1969年
株主構成:リオ・ティント社(79.36%) 、住友化学(20.64%) (2024年4月現在)
<ボイン・スメルター社の概要>
会社名:Boyne Smelters Limited
所在地:Handley Drive, Boyne Island QLD 4680, Australia
設 立:1978年
株主構成:リオティント社(59.39%)、YKK Aluminium(9.50%)、UACJ Australia (9.29%)、Southern Cross Aluminium(7.71%)、Ryowa Development II (6.46%)、Ryowa Development(5.19%)、住友化学(2.46%)(2024年4月現在)

カテゴリー
コンバーティングニュース

PAGE TOP