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2024/3/1

【株式譲渡】住友化学、住化カラーの株式を日本ピグメントに譲渡

 住友化学は、同社が保有する住化カラーの株式を、日本ピグメントに譲渡することとし、住友化学と日本ピグメントの間で株式譲渡契約を締結した。なお、株式譲渡の実施時期は2024年4月30日を予定している。

1.事業再編の目的
 住化カラーが長年手がけてきた有機顔料事業、マスターバッチおよび樹脂コンパウンド事業は、成熟化した国内市場動向や昨今の原燃料価格高騰など厳しい事業環境にさらされている。これらの事業について、高分散技術、着色剤・添加剤配合技術、生産技術に強みを持つ日本ピグメントをベストオーナーとして経営効率化を進め、競争力を維持・強化させていくことが最善であると考え、同事業の再編を決定した。

2.譲渡対象会社の概要
名称 住化カラー株式会社
所在地 大阪市中央区高麗橋4丁目6番17号
設立 1950年
代表者 代表取締役社長 児島俊郎
資本金 4億1300万円(当社持ち株比率 87.34%)
事業内容 各種合成樹脂用着色剤マスターバッチおよびコンパウンド等の製造・販売

3.譲渡先の概要
名称 日本ピグメント株式会社
所在地 東京都千代田区神田錦町3丁目20番地
設立 1925年
代表者 代表取締役 社長執行役員 加藤 龍巳
資本金 14億8115万円
事業内容 各種樹脂コンパウンド、各種樹脂用着色剤、高分散型液体分散体などの製造販売

 住友化学は、現在、短期集中業績改善策の一環として採算性やベストオーナーの視点に基づき、事業の再構築を加速させている。こうした取り組みを着実に進めることで、2024年度の業績V字回復をより確実にするとともに、今後の抜本的構造改革につなげていく考えだ。

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