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2024/12/16
【植物由来のバイオエンプラ】三菱ケミカルグループの「DURABIO」、Honda二輪車の外装と透明フロントスクリーンに採用。耐衝撃性に加え、意匠性・塗装レスが評価されモビリティでの採用が拡大
三菱ケミカルグループの植物由来のバイオエンジニアリングプラスチック「DURABIOTM(デュラビオTM)」が、本田技研工業が2024年12月12日より日本で発売している二輪車「X-ADV」の着色外装と透明フロントスクリーンに採用された。
DURABIOTMが持つ、モビリティの外装パーツに必要な耐衝撃性などの特性に加え、着色剤を配合するだけで、光沢のある高度な意匠性を実現し、従来必要であった塗装工程を省くことができるという優れた特性が評価され、今回の採用に至った。DURABIOTMが二輪車の塗装レスの外装で採用されたのは今回が初めて。また、DURABIOTMはこれまで、Honda二輪車の透明フロントスクリーンにおいて、走行風の防御など優れた機能が評価され、採用実績があった。今回、X-ADVに加え、既に欧州で発表されているHonda二輪車(FORZA 750、NC750X)でも、外装と透明フロントスクリーンに採用されている。
DURABIOTMは、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られるバイオエンジニアリングプラスチックで、枯渇資源である石油の消費量を削減できるうえに、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、温室効果ガスの低減にも貢献できる素材。耐衝撃性、耐傷付き性、発色性に優れ、自動車をはじめとしたモビリティの内外装部品、光学・電子デバイス部材、日用雑貨など幅広い分野へ展開が進められている。
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