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2024/7/1

【次世代光源技術・フードテック・水中通信技術】​​​​​​島津製作所、徳島大学と新事業創出に向けた包括連携契約締結

 島津製作所は、6月3日に徳島大学と、社会課題の解決に資する革新的な技術の獲得と事業の創出および人材育成・人材交流を目的とする包括連携契約を締結した。両者は「次世代光源技術」「フードテック」「水中通信技術」に関わる共同研究とともに、双方の研究者・技術者、徳島大学の学生を対象とした人材育成に取り組む。
 徳島大学は、光を医療や生命医科学に取り入れて疾患の早期発見・治療に繋げる「次世代光源技術」に強みを持っている。島津製作所は、中期経営計画で注力しているメドテック事業の強化に向けて、徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所(pLED)と、特定の化合物を超高感度に検出できる小型センサの製品化を目指す。次に「フードテック」では、臨床現場の医療従事者と連携した食物と健康に関する研究の実施を、徳島大学と協議中。また「水中通信技術」では、徳島大学理工学部の有する水中ビーム追跡技術を島津製作所の水中光無線通信技術と組み合わせて、海洋事業の強化に取り組む。
 島津製作所と徳島大学はこれらの研究成果の社会実装を推進し、新産業の創出に寄与して広く社会に貢献することを目指す。

「フードテック」研究での利用を検討中の島津製作所の製品・技術
(「AGEsセンサ」および健康増進プラットフォーム「SUPOFULL」イメージ図)


「水中通信技術」研究で利用する島津製作所の製品(水中光無線通信装置「MC500」)


「MC500」を利用した浮体式洋上風力発電設備のメンテンナンスの様子(イメージ)
自律型無人潜水機(AUV)に搭載したMC500を用いて、水中通信基地局システムと画像や信号を無線で双方向に送受信するとともに、AUVを遠隔操作できる
 
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