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2024/8/22

【次世代情報通信基盤技術】デクセリアルズ、「IOWN Global Forum」へ参加

 デクセリアルズは、光を中心とした革新的技術を活用し、次世代の情報通信基盤技術の実現を目指す国際フォーラムである「Innovative Optical and Wireless Network (IOWN) Global Forum」※1へ参加する。

 近年、スマートワールド※2の実現に向け、情報処理、コミュニケーション、ネットワーク基盤のさらなる転換が求められている。IOWN構想※3においては、「オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」※4など最先端の光関連技術、および情報処理技術を活用した未来のコミュニケーション基盤の研究開発を促進し、グローバルなエコシステムで共有し実現することを目的としている。
 同社は、スマートフォンなどのエレクトロニクス機器や電装化が進む自動車に欠かせない電子部品、接合材料、光学材料など、時代や技術の変化を先回りした機能性材料の開発・製造・販売を手掛け、国内8(子会社拠点含む)、海外12の製造・販売拠点で事業を展開している。
 また、5カ年の中期経営計画※5において、フォトニクス(光工学)事業を成長領域と定めた。現在、生成AIの浸透による通信量の増大やデータセンターの増加などに伴い、光トランシーバー向け高速フォトダイオード(PD)※6の需要が急拡大しており、加えて次世代の高速通信技術も求められている。2024年4月には、「デクセリアルズ フォトニクス ソリューションズ株式会社」※7の操業を開始した。光トランシーバー向け高速PDの開発を加速するほか、次世代の高速通信技術に貢献し得る、複合半導体デバイスの開発構想にも既に着手している。
 このたびの「IOWN Global Forum」への参加を機に、先進的な光電融合技術を活用した新たなフォトニクス技術・製品の開発を通じて、IOWN構想の実現につながる次世代高速通信技術の進化に広く貢献していく。
※1 IOWN構想の実現と普及を様々な分野のパートナーと一緒に目指す国際的なフォーラム。
※2 ICT(情報通信技術)を駆使して多種多様なデータを蓄積し活用することで社会が直面しているさまざまな課題を解決し、よりよい環境を作り出していく取り組みの総称。
※3 光を中心とした革新的技術を活用した高速大容量通信、膨大な計算リソース等を提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想。
※4 ネットワークから端末まで、すべてにフォトニクスベースの技術を導入すること。現在のエレクトロニクスベースでは困難な、低消費電力、高品質・大容量、低遅延の伝送を実現し、光電変換も行わない。
※5 中期経営計画 2028「進化の実現」とパーパスの策定について
※6 光を照射したときにその光の強さを電流に変換する光電変換のための受光素子。光通信における光信号検出などに使用される。
※7 フォトニクス領域の成長をリードする統合会社 「デクセリアルズ フォトニクス ソリューションズ株式会社」操業開始のお知らせ

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