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2025/11/7

【水平リサイクル】東洋インキ、協同制作、東洋紡 自動販売機用商品見本シートにおけるスキームを確立

 東洋インキは、協同制作東洋紡と共同で、自動販売機の商品見本シートにおける「水平リサイクル」スキームを確立した。

3社の技術を駆使して完成させた「水平リサイクル」スキーム
リサイクル材25%配合の商品見本シート(イメージ)

 プララスチックに施された印刷は、必要な情報を表示したり、意匠性を高めるなど重要な役割を担いますが、基材から印刷インキを分離することが難しくリサイクルの促進を阻害する要因の1つとなっている。東洋インキは2023年、プラスチックに印刷されたUVインキを除去する脱墨技術を開発し、飲料ブランドオーナーと広いネットワークを持つ協同制作とともに自動販売機用商品見本シートのリサイクルに向けた取組みを進めてきた。この取り組みをさらに進め、水平リサイクルを実現させるためには、回収した商品見本シートからインキを脱墨した後に再びフィルム化する工程が必要であった。

 東洋インキの脱墨技術を用いてインキを除去した商品見本シートを東洋紡が独自の製膜技術を用いて再フィルム化し、協同制作がそのフィルムを利用して商品見本シートとして再生するという、一連のリサイクルスキームを確立した。すでに実証試験にも着手しており、自動販売機用商品見本シートの「水平リサイクル」の社会実装に向けた取り組みを推進している。

 同スキームについて、2025年11月12日(水)~11月14日(金)に幕張メッセで開催される「サステナブルマテリアル展」の、東洋インキおよび東洋紡のブースにて、展示される予定。

 

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