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2025/11/18
【水現像フレキソ製版】東洋紡、使用済み現像液の廃棄量を削減する「廃液処理システム」を開発

東洋紡エムシーは、フレキソ製版工程の水現像時に排出される現像廃液(使用済み現像液)の再利用を可能にした「廃液処理システム」を開発した。同システムは、同社の水処理用精密ろ過(MF)膜「FILPLATE」を用いて、廃液中の感光性樹脂成分と現像液成分を分離し、現像液成分を再び製版の現像に使用することで、廃液量を最大75%削減することができる。2026年度中には、同システムと水現像製版装置を一体化した装置の上市を予定している。
同社は1977年に、世界で初めて水現像ができる感光性樹脂凸版材「プリンタイト」の販売を開始。また、もう1つの主力製品である水現像フレキソ版「コスモライト」は、水現像と水性インキ耐性という相反する特性を併せ持ち、主にフレキソ印刷が普及する海外で高く評価されている。
同システムに搭載した同社のMF膜「FILPLATE」は、工場の排水処理や下水処理などに採用されている。透水性の確保に重要な膜表面の親水機能が持続することに加え、曝気による上昇流や気泡によって膜表面の感光性樹脂層を除去するため、膜の目詰まりによる膜機能の低下を防ぐことができる。

同社はこれまで、「プリンタイト」と「コスモライト」を通じて、現像時に有機溶剤を使用しない環境に配慮した製版プロセスを提案してきた。今回新たに「廃液処理システム」を開発することで、製版工程のさらなる環境負荷低減に貢献していく考えだ。
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