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2024/11/18

【湿式セパレータ】旭化成バッテリーセパレータ、カナダ・ポートコルボーン市で「ハイポア」新工場の起工式開催

 旭化成は、リチウムイオン電池(LIB)用湿式セパレータ※「ハイポアTM」事業を承継した完全子会社である旭化成バッテリーセパレータが、2024年11月14日(現地時間)にカナダ・オンタリオ州ポートコルボーン市において、「ハイポアTM」の製膜・塗工一貫工場の起工式を執り行ったことを発表した。
 新工場は関係当局の許認可等を取得した後、旭化成と本田技研工業による合弁会社により運営される予定。

起工式の様子

 起工式には、カナダ政府、周辺地域、Honda、ならびに旭化成グループの関係者などが出席。新工場は、年間約7億m2の「ハイポアTM」塗工膜の生産能力を有し、2027年に商業生産を開始する予定。

本田技研工業の小澤 学執行役常務
旭化成の松山博圭常務執行役員  

 旭化成の工藤幸四郎代表取締役社長は次のようにコメントしている。
 「この度のカナダでの工場建設にあたり、カナダ連邦政府およびオンタリオ州政府からのご支援、ならびにHonda、株式会社日本政策投資銀行のご参画に、心より感謝申し上げます。当社はポートコルボーン市に「ハイポアTM」の新たな工場を設立し、高い生産性と低コスト生産を実現するとともに、パートナーの皆さまとの協業を通じて、中長期で大きな成長が見込める北米市場でのシェア30%以上の獲得を目指してまいります。また、北米でのクリーンエネルギー化の推進を支援することで、グループミッションである世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献してまいります」
※LIBの正極・負極間に位置する多孔質膜で、正極・負極間でリチウムイオンを透過させる機能を有するとともに、正極と負極の接触を遮断し、ショートを防止する部材

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