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2024/2/5

【燃料電池バス】中部国際空港、ターミナル間連絡に導入

 中部国際空港は、2024年1月30日から第1ターミナル(T1)アクセスプラザと第2ターミナル(T2)の連絡アクセスに燃料電池バスを導入した。

燃料電池バス外観。ナンバーは中部国際空港セントレアの開港日である「2(月)17(日)」

 同社は、地球温暖化の一因である温室効果ガスの削減という世界規模での喫緊の課題に対し、「セントレア・ゼロカーボン2050」を宣言して、空港関係者一丸となって、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロの実現に向けた取り組みを推進している。2023年12月には、「中部国際空港脱炭素化推進計画」の国土交通大臣認定を受け、具体的な目標に向けた着実な取り組みを進めているところ。このたび、その取り組みの一環である水素社会の実現に向けて、燃料電池バスを導入し、ターミナル間連絡バスとして初めて活用することとした。
 燃料電池バスは、高圧水素タンクから供給される水素と大気中から取り込んだ酸素が、FCスタック内で電気化学反応により発電し、その電力でモーターを回すことにより、走行する。そのため、燃料電池バスは排出ガスを出さない環境にやさしいバスであると同時に、大きな車体にも関わらず、滑らかな加速と静粛性も兼ね備えている。
 なお、バスの導入事業にあたり、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金および愛知県の先進環境対応自動車導入促進費補助金並びに、三菱UFJフィナンシャル・グループ4社(※)から寄付金を受けている。
※三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、アコム

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