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2025/12/11

【燃料電池向けセパレータ】日本金属、トヨタ自動車との共同特許を申請

　日本金属は、トヨタ自動車と「セパレータ及びその製造方法」について共同で特許申請した。

　日本金属はトヨタ自動車と表面処理技術の開発を推進している。その中で燃料電池向け「セパレータ及びその製造方法」について開発を進め共同出願特許を申請した。

　燃料電池とは、水素と酸素の化学反応により水を生成する過程で電気を作り出す装置で、電解質膜をガス拡散層およびセパレータで挟み込んだ構造（セル）を何層も積み重ねて作られている。そのセパレータには電気を集めて流す役割があるため、低接触抵抗が求められ、表面処理技術の開発を推進している。

　今回の発明は第11次経営計画「NIPPON KINZOKU 2030」のビジョンのもと、「Near Net Performance」（最終製品に要求される性能を素材・部材で実現）をキーワードに取り組み、共創したもの。また、燃料電池セパレータをはじめとする様々な分野で、当社独自の基準により認定する環境配慮型製品「エコプロダクト」の販売促進を図り、地球環境にやさしい新たな価値の共創を目指していく。