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2025/11/12

【環境ラベルプログラム】日本電気硝子、防火ガラス「ファイアライト」が EPD取得

 日本電気硝子(NEG)は、製造・販売する防火ガラス「ファイアライト(R)※1」が、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の環境ラベルプログラム「SuMPO EPD」を取得したことを明らかにした。
 EPD(Environmental Product Declaration)は、製品ライフサイクルの環境影響(CO2排出量をはじめとする製品の環境負荷)を定量的に算出し、第三者検証に合格することで取得・開示する国際的な環境ラベル。今回の取得により、「ファイアライト(R)」を用いた建築物では、原料調達から工場出荷までの環境負荷を把握できるようになり、環境負荷の少ない建材を選択したいというニーズに応えることが可能になる。
 ガラス建材に環境ラベルを求める動きは、北米を中心に広がっている。北米で「ファイアライト(R)」の販売を担うNEGの長年のパートナーであるTechnical Glass Products(TGP、アレジオン傘下)は、以下のようにコメントしている。
 「今回、NEGによる『ファイアライト(R)』のEPD取得は、TGPにとっても大きな節目となる重要な取り組みです。『ファイアライト(R)』は、防火性能とデザイン性を兼ね備えた製品として、多くのお客様から高い評価を得てきました。EPD取得により、その環境影響がより明確かつ透明に示されたことは、関係者の皆様にとって大きな判断材料となると確信しています」(TGP ジェネラルマネージャー デビン・ボウマン氏)

ファイアライト(R)を使用したオフィス(TGP提供)

※1 ファイアライト(R)JR-BW-25001E およびファイアライトプラス(R)JR-BW-25002E
■防火ガラス「ファイアライト(R)」について
 「ファイアライト(R)」は、特殊な結晶化ガラス技術を用いて製造された高性能防火ガラス。火災時の延焼防止に優れた耐熱性能を持ちつつ、高い透明性を備えており、採光性や意匠性を損なうことなく、人命や財産の保護に貢献する。
■EPD(環境製品宣言)について
 EPDは、ISO14025に準拠する国際的な環境ラベルプログラムで、ライフサイクルアセスメント(LCA)手法を用いて製品の環境負荷を定量的に示すもの。環境配慮型製品の選定を支援し、サステナブルな設計・調達の促進を目的としている。

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