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2025/9/4
【環境配慮型ラベル】サトーの「ノンセパラベル」と自動印字貼付機、アスクルの最先端物流センターに導入
サトーは、アスクルが新設する大規模物流センター「ASKUL関東DC(ディストリビューションセンター)」において、同社が開発した台紙がなく廃棄物を大幅削減できる環境配慮型ラベル「ノンセパ(R)ラベル」が採用されたことを明らかにした。

アスクルでは、「最も効率的で、環境に配慮した流通プラットフォーム」の実現を目指し、CO2排出や廃棄物の削減、資源循環型社会の構築に向けた体制づくりを進めている。その一環として、物流に不可欠なラベルに着目し、入荷品の管理用ラベルとしてラベル台紙のないノンセパ(R)ラベルが採用された。

2025年6月に稼働を開始した「ASKUL関東DC」では、物流センター内で使用するラベルを、台紙のないライナーレスタイプへ切り替えることで、ラベル使用に伴い排出される台紙の廃棄物削減に加え、台紙の原料である木材の使用量削減や、廃棄物の焼却処理に伴うCO2排出量の削減効果を図る。
また、アスクルが推進する環境配慮型物流センターに対応するため、カスタマイズした最新のラベル自動印字貼付機を導入。同機器は、高精度な印字に加え、ライナーレスラベルを正確かつ安定して貼付ける特殊な性能を備えており、効率的な物流オペレーションの実現に貢献する。

導入効果について、アスクル ロジスティクス本部 ロジスティクスプラットフォーム ロジスティクスエンジニアリングの小林 学氏は次のように述べている。
「台紙を使用しない環境配慮型のラベルである点を評価し、導入を決定しました。従来のラベルは印刷面の裏側に台紙が必要でしたが、ノンセパ(R)ラベルは台紙が不要なため、廃棄物の削減やCO2排出量の低減が期待できます。一方で、ロール紙の中心部分はカールが強いために、ラベル交換の直前で貼り付け異常が発生する場合もありますが、日々改良いただいており、今後のさらなる品質向上に期待しています」
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