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2024/8/31

【生分解性バイオポリマー】カネカ/そごう・西武/広島県廿日市市/ロック・フィールド、「Green Planet」を使った資源循環モデルの実証事業開始

 カネカそごう・西武広島県廿日市市ロック・フィールドは、9月1日よりカネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®(以下、Green Planet)*1を使用した資源循環モデルの実証事業を開始する。同事業は、広島県が公募した「令和6年度海洋プラスチック対策(プラスチック使用量削減等)・リーディングプロジェクト支援補助金*2」に、カネカを代表事業者として採択を受けて実施するもので、ワンウェイプラスチックの削減およびリニューアブルの拡大・高度化等を社会実装するという補助金の趣旨に賛同し、相互に協働することで実現した。同補助金の事業期間は2025年3月31日まで。
 Green Planetは、石油資源に依存せず、環境にやさしいソリューションを提供したいという思いを原点にカネカが開発した生分解性バイオポリマー。通常は、植物油を原料に生産されますが、原料の多様化を検討し廃食用油を原料に生産する技術を確立している。
 今回の実証事業では同技術を活かし、そごう広島店から排出される廃食用油を原料の一部に使用してGreen Planet製のストローを生産する。このストローを廿日市市立小・中学校及びロック・フィールドのベジテリアそごう広島店で使用するとともに、児童・市民への啓発活動を実施する。さらに、廿日市市立吉和小・中学校をモデル校として、オンサイトで生分解処理する循環モデルを実証する。Green Planetストローを使ったオンサイト型コンポスト処理モデルの実証は、西日本で初の取り組み。

事業イメージ

*1 Green Planetは、カネカが開発した100%バイオマス由来の生分解性バイオポリマー。幅広い環境下で優れた生分解性を有し、土壌中に加え海水中でも容易に分解されCO2と水に戻るため、プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献する。
*2 広島県は,2050年までに瀬戸内海に新たに流出するプラスチックごみゼロを目指して、ワンウェイプラスチックの削減、プラスチック代替素材の利用促進、プラスチック資源の3R(リデュース・リユース・リサイクル)およびリニューアブルの拡大・高度化等を社会実装するリーディングプロジェクトを形成するため、本県を実証の場として先導的な取組を実施する企業・団体に対し、補助金を交付している。

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