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2025/8/25

【生分解性マルチ】昭光通商、「ネイチャーマスター」が発売から半年間で累計1000本の出荷を達成

 今年2月に発売を開始された昭光通商の自然に土に還る農業資材である生分解性マルチフィルム「ネイチャーマスター」が発売から半年間で累計1000本の出荷を達成した。現在は在庫が終了しており9月末出荷分の製造を進めている。来春の作付けに向けてさらに多くの注文にお応えすべく製造本数を増強させる計画だ。

1.     生分解性マルチフィルム「ネイチャーマスター」の製品概要

製品名ネイチャーマスター(Nature master)
生分解性マルチフィルムの特徴土壌中の微生物によって一定期間で分解され、自然に土に還る環境にやさしいフィルム。自然に土に還る働きにより、使用後の回収や産業廃棄処理が不要になるため、通常のマルチフィルムと比較して農家の皆さまの生産性が向上するといわれている。日本の農業就業者(基幹的農業従事者(個人経営体))が 2019年から 24 年の 5 年間で約36%減少する状況のなか、国内の農業を守る点でも生産性向上は非常に重要である。(注)
ネイチャーマスター®の特徴「ネイチャーマスター®』は当社独自の原料選定・成分配合・成型技術により、生分解期間の調整力に特徴があるほか、機械展張時の強度、耐久性、光沢、高い保湿性なども評価を得ている。
認証生分解性プラ識別表示制度「生分解性プラマーク(No.1353)」
日本バイオプラスチック協会

2.     出荷実績

 2025年2月の発売開始から6か月で1,000本の有償販売による出荷を達成しました。ご好評につき現在在庫が終了しており、ただいま9月末出荷分の製造を進めている。

<主な出荷地域>

 北は新潟から南は熊本まで全国各地ご導入されている。

<主な作物>

 サツマイモ、サトイモ、トウモロコシ、ジャガイモ、タマネギ、レタス、ニンニクのほか、ニンジン、カボチャについても問い合せがある。

<導入農家の様子>

 機械展張のしやすさのほか、マルチフィルムの光沢や、分解速度などで評価を得ている。

3.     市場拡大の背景と課題

 農業就業者の減少が続く中、現場の省力化や生産性向上に貢献する生分解性マルチフィルムの需要は高まっている。こうした背景を受け、行政も補助金制度などを通じて導入を後押ししており、生分解性マルチフィルムは今後さらなる普及が期待されている。

 生分解性マルチフィルムは、従来のマルチフィルムと比較すると価格面では高めだが、ご利用を通じてマルチフィルムの回収労力や廃棄コストが不要であることなど、導入のメリットを実感するケースも増えているようだ。

 また、生分解性マルチフィルムの分解速度は作物の生育や収穫時期に直結する重要な要素である。当社では、独自の原料選定・成分配合・成型技術を活かし、農家さんがニーズに応える製品作りを進めている。今後も、求めやすい価格で高品質な生分解性マルチフィルムの提供を通じ、日本の農業の持続的な発展と生産性向上に貢献していく。

4.     今後の展望

 生分解性マルチフィルムの普及に向け、展示会出展や、SNSでのPR活動のほか、手軽に購入ができるようにECサイトを活用した販売網の構築を進めていく予定。

製品のご購入・仕様等に関する問い合わせはこちら

注) 出典:農林水産省統計部「農林業センサス」、「農業構造動態調査」

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