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2025/12/15

【産業用AIソフトウェア】テクニスカ・ヴェルケン、IFS Cloud採用によりサービスの高度化とDXを推進

<2025年12月11日、英国ロンドン発>IFSは、スウェーデンの自治体所有エネルギー・公益事業グループである Tekniska verken(テクニスカ・ヴェルケン)が、持続可能で革新的かつ統合的な形で社会インフラサービスを提供するという同社のミッションを支える基盤として IFS Cloud™ を採用したことを発表した。
 テクニスカ・ヴェルケンは、熱供給、電力、水、廃棄物管理、光ファイバー、バイオガスといった生活に不可欠なサービスを家庭や企業に提供している。同社は現在、業務を統合し、サービス提供力をさらに強化するための大規模なデジタルトランスフォーメーションに取り組んでいる。IFS Cloud™ の導入により、複数のレガシーシステムを、産業用AIを搭載した単一の接続されたコンポーザブルなプラットフォームへと刷新する。これにより、発電、配電、水処理から、フィールドサービス、顧客対応に至るまで、バリューチェーン全体をリアルタイムで可視化することが可能となり、計画立案、意思決定、部門間連携の効率が向上する。
 IFS Cloud™ は、ERP、企業資産管理(EAM)、フィールドサービス管理(FSM)、資産投資計画(AIP) を統合することで、保守業務の最適化、プロジェクト計画および実行の確実性向上、資産信頼性の強化、ならびにフィールドリソースの効率的な配分を可能にし、日常業務と中長期の投資戦略をシームレスに結び付ける。
 さらに IFS Copperleaf を導入することで、テクニスカ・ヴェルケンは、廃棄物発電、バイオ燃料、太陽光、風力、水力といった発電およびネットワーク領域全体にわたる投資ポートフォリオを対象に、投資の優先順位付けと最適化を行うAIを活用した意思決定レイヤーを構築する。これにより、すべてのプロジェクトは、長期的なレジリエンス、持続可能性、そして戦略的価値といった事業目標に沿って推進されることになる。
 テクニスカ・ヴェルケンのCEOであるConny Udd氏は次のように述べている。
 「エネルギー業界は急速に進化しており、将来に向けて適切なツールを備えることが不可欠です。新たな基幹業務システムは、計画、実行、フォローアップのための共通基盤を提供し、組織全体の連携を強化します。これは、サービスをさらに強化し、業界で最も競争力のある製品とサービスを提供するという長期ビジョンを実現するための重要な一歩です」
 また、IFS 北欧地域 マネージングディレクターのAnn-Kristin Sander氏は次のように述べている。
 「テクニスカ・ヴェルケンは1988年からIFSとパートナーシップを築いてきた、長年の大切なお客様であり、IFSの本拠地であるリンシェーピングを拠点としています。今回もその変革の旅を支援できることを誇りに思います。IFS Cloud™と産業用AIにより、同社は業務を簡素化し、透明性を高め、よりスマートに持続可能な意思決定を可能にする単一プラットフォームを手にします。スウェーデンのエネルギー業界をリードする企業が、IFS を活用して将来に備え、グリーントランジションを加速させている好例です」
 IFS Cloud™の導入は、オペレーショナル・エクセレンスと環境責任を両立させる、プロセス志向の組織への変革というテクニスカ・ヴェルケンの広範な取り組みを支えるものである財務、人事、調達といった中核業務に、高度なアセット管理およびフィールドサービス管理を統合することで、効率性、信頼性、そして顧客エンゲージメントのさらなる強化を実現する。
■Tekniska verken(テクニスカ・ヴェルケン)について
 テクニスカ・ヴェルケンは、自治体が所有するエネルギーおよびインフラ企業であり、グリーントランジションを推進する重要な担い手。革新と高度な技術力を通じて、将来にわたり持続可能な社会の実現に貢献している。資源効率が高く統合されたソリューションにより、日常生活をよりシンプルで持続可能なものにし、限りある地球資源を賢く活用しながら、環境負荷を抑えた高い価値を提供している。電力供給・配電、廃棄物管理、バイオガス、再生可能エネルギー、水・下水、地域冷暖房、ブロードバンド、公共照明といった幅広いサービスを通じて、「今」と「未来」を支える地域社会づくりに貢献している。

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