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2024/8/19
【画像処理】SCREENアドバンストシステムソリューションズ、オールラウンドイメージAIソフトウエア「SARIA(サリア)」発売
SCREENアドバンストシステムソリューションズはこのほど、画像処理AIモデルの作成・評価・分析を一連で行うことができる、オールラウンドイメージAIソフトウエア「SARIA®(サリア)」を開発。8月19日から販売を開始した。
近年、機械学習や深層学習(Deep Learning)を利用した画像処理AIの活用が一般的となったことで、多くの企業が事業活動に画像処理AIを取り入れている。しかし、一般的なアプリケーションでは、AIの心臓部であるネットワークモデルがブラックボックス化されていることから、ロジックが解明できず、導入に至らないケースや導入に失敗するケースが増加している。
このような動向を背景に同社は、「初心者からマニアまで心をくすぐる優れた拡張性」をコンセプトとしたイメージAIソフトウエア「SARIA(サリア)」を開発。SARIAは、初心者がノーコードでAI画像処理モデルを開発できる機能から、知識を備えたAI開発者が実践で使用する機能まで幅広く搭載したオールラウンドモデルとなっている。
SARIAでは、一般的なツールではブラックボックスとなっているネットワークモデルに、随時アップデートされる研究レベルの最新ネットワークモデルを利用できる。さらに、取り込んだモデルのソースコードを直接変更することが可能となっている。また、カスタマイズ性の高いオープンソフトウエアとして、学習スクリプト、データ水増しなどのインターフェースを含めたカスタマイズに関する情報をすべて公開し、ユーザー自身の手でSARIAを自由にカスタマイズできる。加えて、パラメータの追加やGUIの追加など、複雑な画像処理をサポート。
その他、初心者にもやさしいアノテーションサポート機能や長年の開発経験で培ったテスト評価機能を搭載しているほか、今年1月に同社が発表した「SCRAIS™※1」ブランドで採用されているソリューションやエンジンを搭載。
今後も、知識蒸留※2やHITL方式※3を利用した少量ラベルでの高精度学習など、多数機能をアップデートしていく予定。
※1 半導体ウエハーや、プリント基板向けの最新AI検査計測ソリューションにおけるSCREENの検査計測ソリューションのブランドの名称
※2 大規模なモデル(教師モデル)が持つ豊富な知識をより小さなモデル(生徒モデル)に伝達する機械学習の手法
※3 HITL方式とは、Human In The Loopの略。人間参加型AIと呼ばれる、AIに人間の知識が即時フィードバックされる方式
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