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2024/9/25
【異方性導電膜】デクセリアルズ、栃木県鹿沼事業所において新しい工場建設着工
デクセリアルズは、2024年1月31日に発表した同社「鹿沼事業所」の拡張※1について、9月17日に新エリアにおいて新しい工場建設に着工したことを明らかにした。稼働開始は2026年度中を目指している。
現在、鹿沼第2工場で製造している異方性導電膜(ACF)は、スマートフォンや自動車をはじめとするディスプレイ向けで世界シェアNo.1※2を5年連続で獲得しており、液晶からフレキシブル有機EL(OLED)へのディスプレイ技術のシフト、次世代のディスプレイ技術として期待されるマイクロLEDの普及、およびセンサーモジュール実装用途など、今後も用途の広がりとともに需要の拡大が見込まれている。新しい工場の建設は、5月に発表した「中期経営計画」※3で掲げた方針の1つである「既存領域である事業の質的強化」に沿って、異方性導電膜(ACF)の中長期的な成長に向けた増産投資と位置付けている。
また、同工場は、スマートファクトリー化や、Zero Emission Buildingを目指すほか、BCPを意識したコージェネレーションシステムも導入しサステナブルな工場とするための準備を進めている。
<拡張する鹿沼事業所第2工場新エリアの概要(予定)>
所在地 :栃木県鹿沼市さつき町12-3
敷地面積:71,000平方メートル
延床面積:23,748平方メートル
着工日 :2024年9月17日
竣工日 :2026年7月
※1 鹿沼事業所の拡張に向けた工場用地取得に関するお知らせ
※2 富士キメラ総研発行「2024ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」による、大型および中小型ディスプレイ向けACFの合計の2023年の金額シェア。
※3 中期経営計画 2028「進化の実現」とパーパスの策定について
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