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2025/12/9

【異業種連携】日本山村硝子、異業種 4 社による PET ボトルキャップとクリアホルダーを原材料に使用した「シート素材」を開発

異業種連携

 日本山村硝子は、TRIFE DESIGNアスクル北辰化成工業との協業事業により、PET ボトルキャップとクリアホルダーを原材料に使用し、製織した「シート素材」を日本で初めて※1開発した。

※1:ナレッジワイヤ による G-Search 新聞・雑誌記事横断検索、日経テレコン(日経関連紙・誌記事)検索に基づく。 2025 年 11 月 27 日調査実施。

 なお、この協業事業は TRIFE DESIGN 社が運営するアップサイクルブランド/プロジェクト「ReTA BASE」における異業種の協業によって、アップサイクルの全工程が国内完結する循環型モデルである点が特徴だ。

■開発したシート素材の特徴

 以下の特徴により、地域経済の活性化や持続可能な社会の実現への貢献など、様々な製品に応用されることが期待される。

・軽量かつ防水性に優れている。

・国内完結のリサイクルプロセスにより、輸送コストや環境への影響を最小限に抑える。

・金型を使用した樹脂成形ではないため、多額な初期コストを抑えた製品開発が可能である。

開発したリバーシブルカラー仕様のシート素材
組成は、経糸ヴァージンポリエチレン製フラットヤーンを使用、緯糸再生ポリプロピレン製フラットヤーン(80%:使用済みクリアホルダー由来、20%:工場内廃棄ペットボトルキャップ由来)

■「ReTA BASE」における 4 社の役割

TRIFE DESIGN社プロジェクト全体のディレクションとデザイン
アスクル社使用済みクリアホルダーからの再生原料化(ペレット)
当社工場内廃棄ペットボトルキャップの再生原料化(ペレット)
北辰化成工業社再生原料(ペレット)を利用したフラットヤーン(※2)製造

※2:ポリエチレンやポリプロピレンを主原料とする扁平な糸(参考:フラットヤーン|北辰化成工業


 4社異業種との協働により新素材開発を実現した。日本山村硝子の役割は、ペットボトルキャップの領域における長年の事業経験や技術を駆使し、マテリアルリサイクルの要となる排出されたペットボトルキャップの材質選別と洗浄を行い、リサイクル素材に最適なペレット化を行うことである。

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