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2024/3/13
【発明大賞】ヤマックス、印刷技術でIRフィルタへのデザインを実現し第49回発明大賞で発明奨励賞を受賞
1945年創業の印刷メーカー、ヤマックスが開発した、赤外線透過フィルタ「IR-G」が第49回発明大賞で発明奨励賞を受賞した。日本発明振興協会および日刊工業新聞社が主催する「発明大賞」は、優秀な発明や研究を通じて産業の発展、国民の生活向上に寄与した中堅・中小企業、個人を表彰するもので、ヤマックス株式会社では初の受賞となる。
・赤外線透過フィルタ「IR-G」
赤外線透過フィルタとは、可視光をカットし、近赤外線を透過するフィルム。このフィルムはセンサーの誤作動を防止する為に使用され、一般的には黒色が使われる。
今回受賞した「IR-G」は、印刷技術でフイルム部分へ模様や絵、写真のデザイン加飾を実現した。非接触センサーが増える中、製品に調和したデザインを可能にする。
【WEBページ】:https://www.yamacs.co.jp/products/original/ir/
【製品パンフレットダウンロードページ】:https://www.yamacs.co.jp/catal
・開発の背景
赤外線透過フィルタは黒色が最もセンサーの透過性能がよく幅広く使用される。全ての製品に黒色の透過性の性能が必要ということはではなく、黒色でなくても性能として問題ない製品はたくさんある。
「赤外線透過フィルタ=黒という固定概念から脱却したものが作れないか」という想いから、センサー部材への幅広い意匠提案に向けた開発がスタートした。
・製品の特徴
「手をかざす位置がわかりやすいデザイン」や「周囲との違和感をなくしたシームレスなデザイン」など用途に合わせたものづくりで製品意匠の向上に貢献する。
・「第49回発明大賞 発明奨励賞」受賞について
ヤマックスのオリジナル印刷技術である「IR-G」が「第49回発明大賞」において発明奨励賞を受賞いたした。「発明大賞」は、公益財団法人日本発明振興協会及び日刊工業新聞社が主催。今回受賞された発明奨励賞は、優れた業績が今後期待される発明考案を行った企業および個人またはグループに対して贈られる。
【ヤマックス株式会社 伊藤 豪 代表取締役社長 コメント】
この度は「第49回発明大賞・発明奨励賞」を受賞出来ましたこと、大変うれしく思っております。弊社は1945年の創業以来一貫してBtoB事業に携わり、日本国内外のメーカー様の印刷部材における様々なご要望にお応えして参りました。
2018年にはR&Dセンターを発足させ、顧客及びエンドユーザーのニーズ、シーズを掴んだ先行的な技術開発に取り組んでおります。今後楽しみなアイディア・技術が次々と生まれつつあるなか、この度の受賞につながったことであらためて手応えを感じております。
弊社のお取引様は業種・業界とも多岐にわたり、今後も様々なニーズにお応えしつつ、今回のような先行開発にもさらに注力していきます。この度の受賞を機に弊社の技術力を皆様に広く認知していただけたら幸いに存じます。
・「発明大賞」とは
「発明大賞」は、益財団法人日本発明振興協会および日刊工業新聞社が昭和51年から毎年度、独創性に富む発明によって優秀な技術・製品を生み出した中堅・中小企業の方々及び個人を表彰し、その功績を広く一般に紹介し、発明の推進を図るため実施している。
【発明大賞 公式HP】:https://biz.nikkan.co.jp/html/hatsumei/
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