アーカイブ情報
2024/4/12
【短距離LiDAR】小糸製作所、車載向けの受注獲得
小糸製作所は、車載向け短距離LiDARを開発、グローバルOEMメーカーより新規受注を獲得した。
同社は、2022年に策定した「KOITO VISION~人と地球の未来を照らす~」の達成に向け、次世代モビリティ社会においても安全・安心に貢献する製品のいち早い市場投入を目指している。その一環として、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転における周辺監視で必要不可欠なセンサーであるLiDARを開発、量産体制を確立している。
このたび、自動運転レベル4車両(高速道路や限定された地域など、特定の条件下における完全自動運転)における周辺監視用途として、同社がCepton, Inc.(セプトン社)と協業で開発した短距離LiDARが選定され、受注に至った。
この短距離LiDARは、セプトン社のMMT®方式 (Micro Motion Technology)を活用しており、 機械的な摩耗部がなく長寿命、かつ耐久性があることから、自動車部品に求められる高い信頼性・量産性に優れている。また、同社がこれまで自動車照明器のTier1メーカーとして培ってきた生産ノウハウ等を活用することで、高いレベルのQCD(Quality、Cost、Delivery)を実現、グローバルOEMメーカーにLiDARのサプライヤーとして選定された。
小糸製作所は、今回受注した短距離に加え、中距離・長距離のLiDARラインナップを揃え、自動車だけでなく、産機・建機・農機車両など、あらゆるモビリティの周辺監視ニーズに対応し、安全・安心で快適な交通社会の実現に貢献していく。
- カテゴリー
- コンバーティングニュース